将棋の順位戦B級1組6回戦が9月29日に指され、澤田真吾七段(30)が羽生善治九段(52)に95手で勝利した。この結果、澤田七段はリーグ成績3勝2敗に。次戦、10月20日の7回戦では丸山忠久九段(52)と対戦する。
難解な相掛かりの一局を、澤田七段が制した。序盤は速いスピードで進行し、先手の澤田七段のペースで指し進められた。羽生九段の積極的な姿勢に、澤田七段は1時間17分の長考に沈み、慎重な姿勢を見せた。夕食休憩時点でABEMAの「SHOGI AI」は互角を表示。やや粘りのような手順に、羽生九段が押し返したかと思われたが、先手はバランスをとって着実にポイントを稼いだ。終盤に一気に攻勢に出ると、そのままリードを押し広げ勝利を手にした。
この結果、澤田七段はB級1組の成績を3勝2敗に。10月20日に予定されている7回戦では丸山九段と対戦する。一方、敗れた羽生九段は2勝3敗。開幕2連勝から3連敗と苦しい星取りとなった。次戦は屋敷伸之九段(50)と対戦する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)