【プレミアリーグ】アーセナル3-1トッテナム(日本時間10月1日/エミレーツ・スタジアム)
プレミアリーグで今、最注目の3トップが魅せた、至極のプレーだ。ソン・フンミン、ハリー・ケイン、リシャルリソンの3人はトッテナムが世界に誇る最強アタッカーだ。ABEMAの解説・戸田和幸氏も絶賛したフィニッシュワークに、ファンも喝采をあげた。
開幕から7試合を終えて5勝2分の無敗と好調を維持するトッテナム。彼らがなぜ強いのかは、その陣容を見れば明らかだ。昨季23点を挙げて得点王に輝いた韓国代表のソン・フンミン、得点ランキング4位の17点を挙げたイングランド代表のハリー・ケイン、エヴァートンから移籍してきたブラジル代表のリシャルリソン。トッテナムの前線の3枚は、プレミアリーグでも最高峰の部類に入る、最強のアタッカー陣といっていいだろう。
この日も、その実力をいかんなく発揮して見せた。首位アーセナルを相手に1点ビハインドで迎えた28分のことだ。自陣ボックス内で回収したトッテナムは、すぐ前にいたソン・フンミンからカウンターを開始。すぐさま前方のケインにパスを送ると、ダイレクトパスを受けたのは再びソン・フンミン。圧倒的な推進力を誇る彼がピッチを“爆走”し、あっという間に敵陣のボックス前へと進入した。そして、右からボックス内に走り込むリシャーリソンへラストパス。いったん、相手に弾き返されたものの、ボックス右で再びボールを回収したリシャルリソンは、一気に中央へカットインして、相手のファウルを誘い込んだのだ。
一連の攻撃を見た戸田氏は、リシャルリソンへのファウルに注目。「止めなきゃいけない、シュート打たれた気持ちになってしまうので、冷静に振り返ると(ファウルを犯した)ガブリエルは止まってもよかったと思いますが、そういう気持ちにさせるアタッカーということ。足を振られたら終わりだと」と、DFの心情を考察していた。
そのプレーでPKを得たトッテナムは、ケインがこれを決めて同点に。展開を見守った視聴者からも「ソン・フンミン化け物」「レベル高え!」「迫力がすごい」など、ゴールをもたらしたトッテナムの攻撃力に喝采をあげていた。
試合はその後、アーセナルが2点を奪って1-3として、この試合を含め通算171回目のノースロンドン・ダービーに終止符を打ったが、トッテナムの“脅威”を存分に示していた。なお、日本代表・冨安健洋も89分からピッチに立ち、アーセナルの勝利に貢献した。
(ABEMA/プレミアリーグ)