【MLB】アスレチックス-エンゼルス(10月5日・日本時間6日/オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・投手」として今季29度目となる先発マウンドに上がり、初回アスレチックス打線を三者凡退に斬ってとって投球回を162回に伸ばし、メジャーリーグ史上初となる「投打ダブル」での規定到達という快挙を成し遂げた。先頭のケンプをキレキレのバックドアのスライダーで見逃し三振に抑えた場面では、手が出ずただ軌道を見送ったケンプは球審のストライクコールに「NO、NO」とたまらず首振り。スタジアムからも「OH~」とため息が漏れた一球に対して、視聴者からも「えぐい」「鳥肌立った」など驚きの声が上がった。
メジャー史上初の偉業達成に向け、まず打席に迎えたのは巧打者であるケンプ。大谷はカットボール、ツーシームの2球であっという間に追い込むも、2球ボールが続いてカウントは2-2に。しかし、直後の5球目がスタッシのミットに収まると、スタジアムから「OH~」とため息が漏れ、さらに拍手も沸き起こるなど、“再びの快投”を予感させる立ち上がりに何とも言えない雰囲気が漂った。
それもそのはず、大谷は先月29日(日本時間30日)、前回登板のアスレチックス戦において8回2アウトまで“あわやノーノー”の快投を披露して15勝目を挙げている。
大谷はその後、2番・マーフィーを中飛、3番・ブラウンを三ゴロで三者凡退。危なげない大谷の初回の立ち上がりを見せたが、ケンプを見逃し三振に抑えた一球に対しては、ABEMAも興奮。「えぐい」「鳥肌立った」「ありゃ~打てない」などの声が上がっていた。
なお大谷は3回を投げて38球、4奪三振で無失点。今季16勝目を期待させる投球を続けている。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)