【MLB】アスレチックス-エンゼルス(10月5日・日本時間6日/オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・投手」で先発出場し、投手として5回を1安打1失点6奪三振で降板した。この試合で1回を投げ切った時点でシーズンの規定投球回「162」に到達していたが5回が終了したことで試合が成立。メジャー史上初となる「規定打席&規定投球回」も確定した。なお、今季の大谷の防御率は2.33で確定した。
大谷がまた一つ、大きな記録を打ち立てた。ここまでに161回を投げていたが、前日の試合で利き腕である右腕に死球を受けるアクシデント。しばらく打席近くでしゃがみ込み痛みに耐える様子も伺えたが、その後も試合に出続けて大事に至らなかったことをアピールすると、一夜明けてデーゲームの試合で先発登板。初回から得意のスライダーを多投し各打者を翻弄すると、5回まで許した安打は1本だけ。先制の犠牲フライを許したが、16勝目に向けてテンポのいい投球を続けた。ただ5回のイニング中、右手を気にする様子を見せていた。
前回登板となった9月29日(日本時間9月30日)もアスレチックス戦だったが、この試合では8回2死までノーヒットノーランを継続。本拠地アナハイムのファンも騒然となる快投だったが、今季最終戦・最終登板でも、大記録を予感させる内容。立ち上がりからスライダー、カットボール、ツーシームなどを多投すると、時折投げるストレートも100マイル(161キロ)前後を記録するなど、自在の投げっぷりだった。
これで今季の大谷は28試合、イニング数では自身としては初となる規定投球回超えの166回を投げ、奪三振数は219。防御率も2.33と、投手としては過去最高のシーズンを送った。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』