将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)が10月7日、広瀬章人八段(35)と第35期竜王戦七番勝負第1局の対局を行っている。ABEMAの中継には、先崎学九段(52)が出演。防衛戦に挑む藤井竜王について「早くも横綱相撲を覚えられましたね」と最近の戦いぶりを評した。
若き20歳の藤井竜王に、4期ぶりの復位を狙う広瀬八段が挑戦する本シリーズ。将棋界最高峰のタイトル戦とあり、開幕局から大きな注目を集めている。解説を務める先崎九段も両者の激突に興味は尽きない様子だ。
前期、初の竜王を獲得と同時並行で叡王、さらには王将と2つのタイトルを奪取し、五冠王として凱旋した藤井竜王は、今年度もこれまでに16勝4敗で勝率0.8000と好成績をキープ。先崎九段は、その戦いぶりについて「相撲に例えると、横綱相撲を早くも覚えられましたね。デビュー当時から終盤が強いんだけど、最近はそれまでに決着を付けてしまう。(終盤力という)一番の武器を隠して勝てるからすごいんです。本当は上手投げがすごいんだけど、寄り切って勝つんですよね」と舌を巻いていた。
この絶妙な例えに、視聴者からも「横綱相撲でもあるし、猪木プロレスでもある」「なるほど」「たしかに底が知れない」「最強の武器を持っているのに使わずに勝てると」「確かに最近は終盤の読み合いで競り勝つというより中盤までにリードを奪って勝ってる」と多くのコメントが寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
この記事の画像一覧







