Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2022-23」10月10日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、今期2戦に出場したがいずれもラスを苦しいスタートになっているEX風林火山・二階堂瑠美(連盟)。今期は自分らしく、チームのことをあまり気にせずのびのび打つことを心に決めているが、今夜こそ自由に羽ばたけるか。
【中継】大和証券 Mリーグ ドリブンズvs風林火山vsABEMASvs雷電
瑠美は昨期からMリーグに参戦しているが、「チーム戦であることを意識しすぎた」結果、瑠美らしい自由な華やかな麻雀からは離れてしまった。結果にもつながらず、個人的な大きく悔いが残るシーズンだった。今期は、復活のきっかけ作りが狙いか、藤沢晴信監督が瑠美を積極的に指名。チームのムードメーカーが早い段階から勝ち、チームを盛り上げる重要性を熟知しているからこそ、個人最下位にいる瑠美の奮起に期待する。
早く初日を出したいのか瑠美だけではない。TEAM雷電・本田朋広(連盟)も今期がMリーグ2年目だが、昨期は個人成績で大きく落ち込み「最悪だった」と振り返るほど。チームは今期ファイナルシリーズを逃せばチーム再編成を余儀なくされるが、昨期のような成績になってしまえば、ようやく掴んだ夢舞台もわずか2年で姿を消すことになる。気持ちよく雷電のポーズをカメラに向かって決めたい。
あとの2人は幸先よく今期初勝利を果たしている。赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)は、展開に恵まれずに最終盤にまくられるイメージが強くなっているが、本来の実力からすれば、そのまま逃げ切り勝ちを収めても不思議ではないものばかり。運の揺り戻しとばかりに、これまでの分が戻ってくれば、記録的大勝をしても不思議ではない選手だ。
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)も、自身初戦で勝利のポーズを決めた。比較的守備的な麻雀だが、腹を括った時の強さは“母の覚悟”を感じさせるもの。大崩れは少ないタイプだけに、シーズン序盤からトントン拍子でプラスを稼ぐことができれば、チームの5年連続ファイナルシリーズ進出に向けて、過去のシーズン以上に貴重な存在になれる。
【10月10日第1試合】
赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦) 個人8位 +57.3
EX風林火山・二階堂瑠美(連盟) 個人32位 ▲119.3
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦) 個人6位 +57.7
TEAM雷電・本田朋広(連盟) 個人28位 ▲57.9
【10月7日終了時点での成績】
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +134.9(4/94)
2位 渋谷ABEMAS +96.4(4/94)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +81.0(4/94)
4位 TEAM雷電 ▲16.1(4/94)
5位 U-NEXT Pirates ▲54.4(4/94)
6位 赤坂ドリブンズ ▲61.8(4/94)
7位 セガサミーフェニックス ▲86.6(4/94)
8位 EX風林火山 ▲93.4(4/94)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
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