【プレミアリーグ】トッテナム2-0エヴァートン(日本時間10月16日/トッテナム・ホットスパー・スタジアム)
それだけ苦しい試合だったということだろう。勝敗を決定付ける2点目を奪った瞬間、感情豊かな指揮官が、喜びを爆発させテクニカルエリアを疾走。スタッフ陣を抱擁し、子供のように喜ぶ姿に注目が集まる一幕があった。
本拠地であるトッテナム・ホットスパー・スタジアムに、エヴァートンを迎えたトッテナム。前半から試合の主導権を握りながらも、スコアレスで試合を折り返した。後半もさらに攻勢を強めると、59分にエースであるイングランド代表FWケインのPKでようやく先制。その後も追加点を奪おうと攻め込むトッテナムだったが、ゴールが遠かった。
しかし迎えた86分、右サイドを突破したウルグアイ代表MFベンタンクールのクロスを、ボックス内で受けたデンマーク代表MFホイビュアが胸トラップ。さらにブロックに来たディフェンダーのタイミングを外すキックフェイントから、最後は右足のコントロールシュートを沈めて、トッテナムが待望の追加点を奪った。
歓喜に沸くスタンド。苦しい戦いを強いられた選手たちも大喜び。しかし一番、感情を爆発させていたのは、コンテ監督だった。ベンチの様子が映像に映し出されると、ゴールした瞬間にテクニカルエリアを疾走するコンテ氏の姿が。ベンチに戻るとスタッフ陣4人と熱い抱擁をかわし、満面の笑みを浮かべていた。
ABEMAの視聴者も、普段は仏頂面で試合を見つめるシーンが多いコンテ監督の喜びに「優勝でもしたんか」「コンテかわいい」「コンテ幸せだろうな」「めっさ喜んでる」といったコメントが並んだ。
さらにコンテは、後半アディショナルタイムにアイルランド代表DFドハティー、ケイン、ベンタンクールが交代でベンチに下がる際に、選手ひとりひとりを熱く抱擁。解説の戸田和幸氏が「監督にここまで喜んでもらえて、選手も嬉しいでしょうね」というように選手たちにも笑顔が溢れた。
選手と監督の熱い絆が垣間見れた一戦。トッテナムが完勝しリーグ戦2連勝を飾った。
(ABEMA/プレミアリーグ)