【プレミアリーグ】トッテナム2-0エヴァートン(日本時間10月16日/トッテナム・ホットスパー・スタジアム)
移籍金は推定100億円。今季、エヴァートンからトッテナムに移籍したブラジル代表・リシャルリソンが古巣との試合でまさかの負傷交代となった。
選手に怪我はつきものである。ただ、セレソンでもワールドカップを見据えるだけに、トッテナムにとっても、ブラジル代表にとっても、そして彼にとって、もし重症であるとしたら、それはかなりの痛手だろう。過酷な試合日程が悪影響してしまったのか……。
0-0で迎えた後半50分、リシャルリソンはその場に留まり膝に手をついて急に動きを止めてしまう。直前に激しく接触した場面はなかった。チームメートがボールを外に蹴り出し、メディカルスタッフがすぐさま駆け寄ると、リシャルリソンはしきりに左ふくらはぎの様子を気にしていた。それを見たABEMAの解説・戸田和幸氏は「つった感じじゃないですね」とコメント。「出力が大きくなると、(中2日で)回復ができていないなかで負荷の高い試合に臨むと“何か”起きてしまいますよね」と筋肉系トラブルではないかと推察した。
トッテナムは13日にチャンピオンズリーグのフランクフルト戦を行い、リシャルリソンも67分までプレー。さらに9日は、日本代表・三笘薫が所属するブライトンと戦い、70分から出場していた。戸田氏が「中3日、中2日とエネルギーを使っていて、負荷が高い。中2日で100%回復するのは難しいと言われている」と、前線でフル稼働してきた影響を示唆し、視聴者も「大丈夫かな?」「普通にハードすぎるよな」と心配する声が挙がった。
戸田氏も「セレソンでも、一番前でスタートから出ているし、(ブラジル代表監督の)チッチも当然、主力の一人だと考えていると思うので、それを含めて軽症であることを願いたい」とその身を案じた。
試合は、イングランド代表・ケインのPKと、デンマーク代表・ホイビュアのゴールでトッテナムが2-0で勝利。今季7勝目を挙げてホーム無敗を維持したが、古巣相手に意気込んだリシャーリソンにとっては悔しい結果となった。
(ABEMA/プレミアリーグ)