国内最大級のプロアマ参加の麻雀大会「麻雀最強戦2022」のファイナル進出を目指す「プロ王者の帰還」が10月16日に行われ、将棋棋士の鈴木大介九段が優勝、4年連続でファイナル進出を決めた。2019年に最強位に輝いた鈴木九段だが、この日は本人以外の7人が全員プロ雀士というハードな顔ぶれ。それでも予選、決勝と他を寄せつけない完勝で、再び麻雀ファンたちの度肝を抜いた。
【映像】プロ雀士を圧倒してファイナル進出を決めた鈴木大介九段
予選A卓を5万7700点と快勝した鈴木九段だったが、決勝卓ではさらに爆発した。東4局にカン三万を一発で引き寄せるリーチ・一発・ツモ・タンヤオ・ドラの8000点でトップ目に浮上すると、ここからは怒涛のアガリラッシュに突入。南1局に2着目だった醍醐大から3900点を直取りすると、南2局の親番では1本場で醍醐とのめくり合いを制して、リーチ・ツモ・ドラ2の1万2000点(+300点、供託1000点)で、点棒は6万点台に突入した。直後に7700点(+600点、供託1000点)を追加し、最終的には6万9700点という圧勝でフィニッシュ。一気呵成に攻めまくる麻雀がことごとく結果につながり、数々のタイトルを獲得してきたプロ雀士たちを蹴散らした。
試合後、インタビューに応じた鈴木九段は「あまり後悔はなく攻められたかなと思います。自分が勝つ時はこうなんですが。去年は自分的には打てていたところで役満を放銃したりいろいろありましたが、今年なんとかファイナルまで残れてうれしいです」と冷静にコメント。最強位を獲得した2019年を含めて4年連続でのファイナル進出となったが「自分の麻雀は結構素直にまっすぐ押し切ります。ひよるのをなるべくやめようと思っているので、決勝でも変な牌で降りたりしないように戦いたいと思います」と、2度目の栄冠に向けてファイティングポーズを取っていた。
【決勝結果】
1位 鈴木大介
2位 土田浩翔
3位 醍醐大
4位 前田直哉
(ABEMA/麻雀チャンネルより)