Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2022-23」10月20日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は自身の開幕戦でいきなり役満・四暗刻をアガったKONAMI麻雀格闘倶楽部の伊達朱里紗(連盟)。所属団体のリーグ戦でも大爆発しており、勢いそのままに突き進むか。
【中継】大和証券 Mリーグ ドリブンズvs麻雀格闘倶楽部vs雷電vsPirates
伊達は昨期、リーグ最高打点記録を更新するなど、アガり出したら止まらないというイメージを強く選手、ファンに刻んだ。所属する日本プロ麻雀連盟のリーグ戦では先日、1節4戦で全て勝利する「完全勝利」も達成、降級危機から脱して残留を決めたばかりだ。今期はMリーグ全体で大きなトップ、箱を割るラスが頻発しており、波の荒い試合で伊達が突き抜ける展開も想像がつきやすい。
激しいぶつかり合いなら、若いころの勢いを取り戻したTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)も望むところだ。今期は早々に初勝利を挙げると、試合中には親番で連荘する通称「クマクマタイム」も披露。まさに“闘将”といった強さと圧力で、周囲をねじ伏せた。昨期は大きく落ち込んだチーム成績も、今期は10戦終えたところでリーグ4位とまずまず。大きな一撃をかまして、さらに上位へと食い込みたい。
どんな戦いになってもテンションが変わらないといえば「麻雀ロボ」と呼ばれる小林剛(麻将連合)。役満だろうと1000点だろうと、同じ表情で打ち続けられる様子には凄みすら感じられる。好調時、一気にアガリラッシュを決めるような選手からすれば、小林のように淡々と戦うタイプが最も苦手になるはずだ。
気分として大爆発したい選手を挙げるならば赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)を外すわけにはいかない。前回出場時は耐えに耐えて少ないチャンスを結果に結びつけようとしたところ、ことごとく潰された。大きな放銃もあり試合後のインタビューでも話し足りないとばかりに、自身のYouTubeでもしゃべり倒した。今回こそは鬱憤を晴らし、勝利者インタビューでさらにしゃべりまくる。
【10月20日第1試合】
赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)個人22位 ▲39.3
KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)個人3位 +88.6
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)個人5位 +77.7
U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)個人20位 ▲36.6
【10月18日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS +376.0(10/94)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +86.3(10/94)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +44.1(10/94)
4位 TEAM雷電 +32.2(10/94)
5位 セガサミーフェニックス ▲15.4(10/94)
6位 U-NEXT Pirates ▲153.8(10/94)
7位 EX風林火山 ▲161.2(10/94)
8位 赤坂ドリブンズ ▲208.2(10/94)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)