10月8日に行われたクライマックスシリーズ(CS)初戦、福岡ソフトバンクホークス対埼玉西武ライオンズの一戦で「7-6-背中-3」の珍しいダブルプレーが発生。野球解説者の五十嵐亮太氏も「こんなプレーがCSで起きるとは」と驚いた。
両チーム無得点のまま迎えた3回表・西武の攻撃。1死一塁という場面で、9番・鈴木将平の放った打球は、左中間方向への大きな飛球に。これをレフト・柳町達がランニングキャッチしたが、一塁走者の呉念庭が飛び出して二塁ベースを回っていたため、柳町→ショート・今宮健太→ファースト・中村晃へと鋭い返球が送られる。
ハプニングが起きたのは、今宮がボールを投じたあと。呉が一塁に到達するかというタイミングで、送球が呉の背中に直撃。弾かれたボールは一度ショートバウンドし、そのままファースト・中村のグラブに収まった。一度はセーフになったものの、リクエストによりアウト判定に。結果として、「7(柳町)→6(今宮)→呉の背中→3(中村)」という珍しいダブルプレーが完成した。
この流れに五十嵐氏は、「いい感じでボール(の勢い)が死んでいて、(その後の動きが)見えたっていうのはありますよね。当たった瞬間、見えないですから」と、中村の好捕であることを解説。一方の呉については「背中も痛いし、アウトっていう、2つ痛いですよね」とし、「こんなプレーがCSで起きるとは思わない」と驚きを語った。(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)