麻雀プロ団体の1つ、日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル「雀王」をかけた雀王決定戦の3日目が10月22日に行われ、プロ麻雀リーグ「Mリーグ」の渋谷ABEMASで活躍する松本吉弘が卓内トップを取った。この結果、トータル順位ではトップの浅井堂岐と2位の松本が、わずか4.8ポイント差と接近。最終4日目に、2人を中心に大熱戦が繰り広げられることになった。
前半2日間をトータル2位で折り返していた松本は、3日目の初戦はラスでスタートとつまずくと2回戦目もラス。それでも3回戦で落ち着いて2着を取ると4回戦に待望のトップ。5回戦もトップとし、3日目の卓内トップを決めた。
最終4日目を前にして、初の雀王まで4.8ポイント差まで迫る大チャンスに「いよいよてっぺんに手が届くかもしれない最終日まで来られました。最後まで雀王目指して諦めずに頑張ります」と、これまで以上に気合を入れていた。
【試合結果】
1位 松本吉弘 +30.4
2位 仲林圭 +18.2
3位 浅井堂岐 +16.3
4位 渋川難波 ▲64.9
【総合順位】
1位 浅井堂岐 +73.8
2位 松本吉弘 +69.0
3位 渋川難波 ▲44.2
4位 仲林圭 ▲98.6
◆雀王 日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル。1年をかけてリーグ戦を行う。最上位のA1リーグ(14人)は全10節を戦い、上位3人が決定戦に進出。前年度優勝の雀王を含めた4人で争う。決定戦は4日に分けて、半荘20回戦を行う。
◆日本プロ麻雀協会 2001年に設立。主なタイトル戦は雀王、雀竜位、女流雀王、日本オープンなど。五十嵐毅代表理事。
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