Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2022-23」10月24日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は今期からMリーグに参戦しているKADOKAWAサクラナイツ・渋川難波（協会）とU-NEXT Pirates・仲林圭（協会）。同じ所属団体で“Mリーグ同期”にもなった2人で、先にMリーグ初白星を手にするのはどっちだ。
【中継】大和証券 Mリーグ 麻雀格闘倶楽部vsサクラナイツvs雷電vsPirates
渋川は昨期まで公式解説を務めていたこともあり、Mリーグファンにはすっかり顔馴染みだが、選手としはまだ3戦の出場で、本来の力を発揮できた試合があったとは言い難い。チームメイトの堀慎吾（協会）に刺激を受けて必死に努力をしてきただけに、早く結果を出して、控室で勝利報告をしたいところだ。
業界内の評価が非常に高い仲林だが、Mリーグでの3試合は2着1回、ラス2回とまだ結果が出ていない。チームメイトで同じく新Mリーガーの鈴木優（最高位戦）が先日、待望の初勝利を挙げており、これに続かないわけにもいかない。ラスのインタビューでも豪快に笑う様子が見られているだけに、勝利の高笑いにも注目が集まる。
1年目の苦労を2年目に活かしているTEAM雷電・本田朋広（連盟）は、先日の試合で今期初トップ。トレードマークだった茶髪を黒に染めてまで出直すと心に決めた甲斐があった。昨期地獄を見た分、心にも余裕があるようにも見えるだけに、強敵が揃ったこの試合でも“ブラックサンダー”が轟くこともありそうだ。
3人とは違い、リーグ創設1年目から参戦している滝沢和典（連盟）は、プロ雀士としてのキャリアも長く、多くの選手の手本にもされてきた。それでも決して順風満帆ではなく、Mリーグ入りの前には長い大スランプにも陥った。数々の経験をもとに、落ち着き払った所作で作る麻雀は、やはり後輩雀士たちには脅威だ。
【10月24日第1試合】
KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典（連盟）個人23位 ▲40.0
KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波（協会）個人19位 ▲20.1
TEAM雷電・本田朋広（連盟）個人21位 ▲36.6
U-NEXT Pirates・仲林圭（協会）個人30位 ▲111.4
【10月21日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS ＋377.8（12/94）
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ＋156.1（12/94）
3位 KADOKAWAサクラナイツ ＋71.8（12/94）
4位 TEAM雷電 ▲44.2（12/94）
5位 セガサミーフェニックス ▲60.4（12/94）
6位 U-NEXT Pirates ▲135.1（12/94）
7位 EX風林火山 ▲145.7（12/94）
8位 赤坂ドリブンズ ▲220.3（12/94）
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合（全188試合）。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各20試合・全30試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（16試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
