Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2022-23」10月25日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は前回登場時に9万点の大トップを取ったセガサミーフェニックス・茅森早香（最高位戦）。打点の高さから「打点女王」と呼ばれるが、今期もここまで8880点と子の満貫以上のハイアベレージ。今夜もさらに高打点のアガリを連発するか。
【中継】大和証券 Mリーグ ドリブンズvs風林火山vsABEMASvsフェニックス
一発・赤・裏ドラがあるMリーグのルールでは、満貫クラスのアガリが頻出する。それでも平均打点で8000点を超えるというのは非常に高い数値だ。茅森は8000点どころか9000点に迫る平均打点で、前回はもうひと伸びすれば1試合で10万点の大台に乗るところだった。茅森であれば、少し追い風を受けただけでも十分に大台達成が期待できる。
手数の多さで結果を出しているのは渋谷ABEMASの白鳥翔（連盟）。平均打点は茅森よりも3000点以上低い5457点だが、今期は3戦してトップ、2着、3着を各1回でラスなし。攻めることで相手のアガリを消す積極的な守備と、無理に前に出ない守備のバランスが噛み合っている。どんなタイプと相対しても対応できる麻雀センスの持ち主だ。
相手が誰でも自分らしく打つと誓ったのがEX風林火山・二階堂瑠美（連盟）。昨期はあれこれ考えすぎた結果、瑠美の魅力が失われた戦いも多かったが、今期は本来の姿を取り戻そうと、目先の結果を追いすぎず、のびのびと打つ。スケールの大きい麻雀を打つタイプであり、ツボに入った時の破壊力は十分だ。
赤坂ドリブンズ・丸山奏子（最高位戦）にとっては、試練の10月になっている。出場2戦で3着1回、4着1回。先輩3人とほぼ同じペースで起用されている中、ここで結果を出さなければ、また出場機会が減ってしまう。内容も求めたいところだが、まずは今期初勝利を挙げて、気持ちを落ち着かせたいと誰よりも願っているだろう。
【10月25日第1試合】
赤坂ドリブンズ・丸山奏子（最高位戦）個人31位 ▲113.8
EX風林火山・二階堂瑠美（連盟）個人23位 ▲60.6
渋谷ABEMAS・白鳥翔（連盟）個人6位 ＋71.1
セガサミーフェニックス・茅森早香（最高位戦）個人13位 ＋21.3
【10月24日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS ＋377.8（12/94）
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ＋179.2（14/94）
3位 KADOKAWAサクラナイツ ▲3.7（14/94）
4位 TEAM雷電 ▲31.7（14/94）
5位 セガサミーフェニックス ▲60.4（12/94）
6位 U-NEXT Pirates ▲95.2（14/94）
7位 EX風林火山 ▲145.7（12/94）
8位 赤坂ドリブンズ ▲220.3（12/94）
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合（全188試合）。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各20試合・全30試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（16試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
