発達障害によって仕事で苦しむ人たちの相談に乗る弁護士事務所がある。自身も発達障害の当事者ながら「同じ境遇に立つ人たちの力になりたい」と奮闘する弁護士を取材した。

【映像】“発達障害”の弁護士が開設「気持ちが理解できる」相談室

「発達障害当事者向けの法律相談という形で、自分の経験を役立てていくことができるのではないか」

 東京・日野市で弁護士として働く伊藤克之さん。彼が代表を努める日野アビリティ法律事務所では、民事相談のほか、「発達障害者法律相談室」が設置されている。初回は無料で、発達障害を抱える人たちから、労働問題などさまざまな相談を受けている。