藤井聡太竜王と広瀬章人八段が「福知山城」で激突 “竜ヶ城”対決を制するのはどっちだ/将棋・竜王戦七番勝負第4局
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 将棋藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)が11月8日、第35期竜王戦七番勝負第4局で、広瀬章人八段(35)と午前9時から対局を開始した。本局の舞台は、 “竜ヶ城”の別名を持つ京都府福知山市の「福知山城 天守閣」。本局を制し藤井竜王が防衛に王手をかけるか、広瀬八段がタイに追いつくか、大注目の一戦となっている。

【中継】第35期 竜王戦 七番勝負 第四局 1日目 藤井聡太竜王 対 広瀬章人八段

 藤井竜王は、2016年10月に四段昇段。順位戦A級(A級:1期)。2022年は年初の王将戦七番勝負を制し五冠に。その後、叡王、棋聖、王位と3つのタイトルの防衛に成功し、早くも通算タイトル獲得数を大台の10期に乗せた。竜王戦は昨期、豊島将之竜王(当時)にストレートで勝利し初奪取。今シリーズは初の防衛戦に挑んでいる。

 広瀬八段は、2005年4月に四段昇段。順位戦A級(A級:9期)。タイトルは第31期(2018年度)竜王と王位1期の通算2期。第31期は羽生善治竜王(当時)とフルセットの激闘を演じ、通算タイトル獲得数100期到達を阻み自身初の竜王に就位した。今期は2組優勝から決勝トーナメントを勝ち上がり、挑戦者決定三番勝負で山崎隆之八段(41)を破り挑戦権を獲得。若き五冠王から、4期ぶりの竜王奪還を狙う。

 本シリーズは広瀬八段の序盤研究が注目されている。第1局はそのまま広瀬八段が快勝したが、第2局、第3局は巻き返した藤井竜王が力強く勝ち切った。藤井竜王は直近のタイトル戦では第1局を落とし、第2局で勝利するとそこから一気に防衛を果たすパターンが続いており、今回のシリーズでも同じ道を辿れるか。

 第4局の舞台は、福知山城天守閣。1579年(天正7年)頃、丹波を平定した武将・明智光秀が新たな拠点として築いた城とされている。「竜ヶ城」の別名を持ち、2017年には「続日本100名城」にも選出されている。

 持ち時間は各8時間の2日制。第4局の先手番は藤井竜王。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。

(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第35期 竜王戦 七番勝負 第四局 1日目 藤井聡太竜王 対 広瀬章人八段
【中継】第35期 竜王戦 七番勝負 第四局 1日目 藤井聡太竜王 対 広瀬章人八段
将棋・11月7日週の主な対局 藤井聡太竜王VS広瀬章人八段 竜王戦第4局は8、9日に「福知山城」で開催