【プレミアリーグ】ウォルヴァーハンプトン0-2アーセナル(日本時間11月13日/モリニュー・スタジアム)
敵陣でのボール奪取から完璧な崩し、そしてノルウェー代表MFウーデゴールが放った針の穴を通すかのように美しいコントロールシュート。惚れ惚れする追加点に「ワールドカップで見たかった」と視聴者の本音が思わず漏れてしまう一幕があった。
カタールワールドカップを一週間後に控え、プレミアリーグは中断前最後の試合を迎えた。首位に立つアーセナルは、敵地でウォルヴァーハンプトンと対戦。54分にウーデゴールの先制弾で1点をリードして試合終盤を迎えていた。
75分、左サイドの深い位置でボールを奪ったブラジル代表FWマルティネッリがマイナス方向へとボールを運び、ヒールで流してスイッチ。後ろから走り込んだウクライナ代表DFジンチェンコのグラウンダーのクロスはブロックされ、こぼれ球を拾ったマルティネッリのシュートも相手に当たってしまった。
しかし再びこぼれ球を拾ったのはアーセナル。キャプテンで、ノルウェー代表のMFウーデゴールの前に溢れると、左足でワントラップ。相手に食いつかせながら、わずかに空いたコースに目掛けて、左足の強烈なシュートを通した。一瞬の出来事ながらも計算された美しいシュートに視聴者たちが大興奮。「うめぇぇ」「頼りになるキャプテン」「カッケェぇぇ」「いい夢みれる」といった言葉と共に「ノルウェーをW杯で見たかった」と惜しむ声も見られた。
解説の戸田和幸氏も「深く入ったところのカウンタープレスがあって、そのまま連係もあって、最後はクオリティ。ゴールの近くで仕事をすると重要な選手は輝く」と、ウーデゴールのフィニッシュを称賛した。
ウーデゴールの活躍もあり、アーセナルが2-0で勝利。2位のマンチェスター・シティが敗れたため、5ポイント差に広げて中断期間に入っている。
(ABEMA/プレミアリーグ)