【プレミアリーグ】ブライトン1-2アストンヴィラ(日本時間11月13日/アメックス・スタジアム)
日本代表MF三笘薫が所属するブライトンにとっては狙い通りの一撃だった。試合開始50秒、鬼プレスから生まれた電光石火の先制点に歓喜の輪が広がった一方、駆けつけたアウェイサポーターたちは痛恨の失点に唖然。言葉を失ってしまうほどの失点シーンを受け、現地映像がネットに突き刺さったボールの背後で絵に描いたような“がっかり”リアクションを見せる男性サポーターの姿を捉えていた。
FIFA ワールドカップ カタール 2022開幕まであと1週間となり、プレミアリーグは中断前最後の試合を迎えた。この試合に勝てば暫定5位浮上となるブライトンにとっては、下位相手に負けられない一戦となった。
そんな気持ちがプレーに乗ったのか、開始50秒で早速先制点を奪う。GKからのボールを受けようとしたブラジル代表MFルイスに対して、アルゼンチン代表MFマクアリスターがタックルを見舞うと、ルイスが転倒。ボールを奪ったマクアリスターは、そのままボックス内に侵入して右足を振り抜いた。
ゴールを決めたマクアリスターのもとに選手たちが集まり喜びをあらわにする。スタジアムに駆けつけたホームチームのサポーターたちも歓喜した一方、アストンヴィラサポーターたちは沈黙。なかには、ゴールが決まった瞬間に「信じられない」といった様子で大きく肩を落とす男性が見せた、絵に描いたようながっかりリアクションも確認できた。また、後方からのタックルに納得がいかないルイスを含むアストンヴィラの選手たちは、ファウルを主張したが主審の判定は変わらず、ブライトンのゴールが認められた。
このゴールについて解説を務めたベン・メイブリー氏は「マクアリスターがよくプレッシャーをかけた。ブライトンは罠を仕掛けていた。プレスが抜群でした」とコメント。マクアリスターを中心としたブライトンの連動したプレスを称賛。わずか50秒の電光石火弾についてABEMAの視聴者も反応。「いいチャージやった」「はえーよwww」「すばらしい前線のプレスだったな」「失点はやすぎて草」などの声が殺到した。
いい形で先制したブライトンだったが、前半のうちに追いつかれると、54分には勝ち越しゴールを許す展開に。その後はチャンスを作りながらもゴールを決めることはできず、痛恨の敗戦を喫した。なお、三笘薫は発熱のためにこの試合を欠場している。(ABEMA/プレミアリーグ)