【プレミアリーグ】ブライトン1-2アストンヴィラ(日本時間11月13日/アメックス・スタジアム)
クロスボールが入った瞬間、ゴールまでの道筋は見えていた。しかし、ボックス内でフリーだったイングランド人DFコルウィルのヘディングシュートは大きく枠外へ。味方選手たちは頭を抱えてその場に倒れ込み、指揮官はプルプルと震えるほどの怒りに耐える一幕があった。
ホームに下位のアストンヴィラを迎えたブライトンは、開始50秒にアルゼンチン代表MFマクアリスターのゴールが決まって幸先よく先制した。しかし前半のうちに追いつかれると、54分には逆転ゴールを許す苦しい展開となった。
迎えた試合終盤の89分に絶好の得点チャンスを迎える。CKの流れから右サイドでボールを受けたマクアリスターがゴール前にアーリークロスを入れる。ボールの先に待ち構えていたコルウィルはフリーな状況からタイミングを合わせてジャンプをした……はずだった。
しかしボールの落下点を見誤ったのか、体勢を少し倒した形でのヘディングシュートになると、当然のようにボールは枠を大きく超えてスタンドへ。シュートを外したコルウィルは頭を抱えてその場に倒れると、その後ろにいた元イングランド代表DFダンク、さらにその後ろのベルギー代表MFトロサールも揃って頭を抱えた。ベンチ前で戦況を伺っていたデゼルビ監督も、小刻みにジャンプしながら地面を蹴り上げるなど悔しさが滲み出ていた。
このプレーについてABEMAの視聴者からは「フリーなのに」「今の決めないと」「そらあかん」といったコメントが。さらに「これは頭抱える」「そりゃ悔しいわ」「激おこ」と、チームメイトやデゼルビ監督の心情を思いやる声も寄せられた。
千載一遇のチャンスを逃したブライトンは、そのまま1-2で敗戦。ワールドカップ中断前最後の試合を白星で飾ることはできなかった。なお日本代表MF三笘薫は発熱によりこの試合を欠場している。(ABEMA/プレミアリーグ)