勝利は遠かった、しかしファンはたしかに“熱狂”した。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」11月14日でTEAM雷電・萩原聖人(連盟)が連投。2・4着とマイナスに終わったものの、気迫を前面に押し出し戦うスタイルにファンからは多数の反響が寄せられた。
第1試合ではオーラスに着順アップを果たし、2着と善戦。連投がコールされると視聴者からは「ハギー連投!ハギー連投!」「ハギーしか勝たん」「ハギーやったれや!」と多くの声援が集まった。
萩原はこの声援を背に、東1局で5200点を先制。今期初トップに向けてコメント欄は「ハギー」の連呼、Twitter上では「萩原聖人」がトレンド入りする事態に。しかし東2局で満貫を親被りすると、逆風が吹き荒れる。KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)には親跳満をツモられ、さらに東4局にはKONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)へ満貫を放銃、これで一人沈んだラス目となってしまった。
南1局2本場でも高宮へ満貫を放銃すると、これで箱割れとなり、その後は南2局にリーチの流局で1人テンパイを取るのが精いっぱい。トップを期待された試合で、無念の4着となった。
インタビューでは「きついですよ現実は、そりゃ」と本音も吐露しながら「楽しかったですよ、麻雀を打てる喜びは感じながら」と気丈に振る舞った。「チームでは『失うものなんかない』といいながら、前向きに打ってるんですけど、失っちゃいけないものがあったと。こんなに応援してくれている人たちがいると。雷電ユニバースもそうだし、Mリーグを楽しみにしてくれている人がこんなにいるんだなと思って。そういう人たちを失わないようにね、顔からどこから、全部洗って出直してきます!」とスタジオに響き渡る声で宣言、カメラの先にいる視聴者へ熱い視線を送り、最後は「今日はごめんちゃい!」と頭を下げた。
ファンが声援を送るのは勝つ姿を見たいから。まだまだなくてはならない存在の萩原に、「そうだぞ!応援しているぞ!」「いいコメントやん!」「待ってるぞーー!」と期待の言葉がかけられていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)







