ダブルボランチの主力を欠く中で見せた柴崎岳の“らしさ”
遠藤航(シュトゥットガルト)と守田英正(スポルティング)という中盤の主力二枚を欠く状況で、柴崎岳(レガネス)は改めて存在感あるパフォーマンスを示した。大舞台に必ずアジャストしてくる選手ではあるが、こうした厳しい状況でも自分がチャンスを生かすというより、チームのために何をするべきかを見極めて、最適解を探していく。そうした能力に優れた選手だ。
【映像】プラン通りに行かない。無駄な議論はいらない
カナダ戦はチームのためにやるべきことと柴崎の持ち味がリンクした。ボランチのコンビを組む田中碧(デュッセルドルフ)の良さを出させるべく、自分はワイドな動きを制限して、中央でバランスを取りながら機を見極めて縦パスや正確なサイドチェンジを繰り出していく。