「ABEMA師弟トーナメント2022」の開幕に先立ち、師匠8人が集まり将棋界の師弟関係について語る「師匠サミット」が11月19日に放送された。師匠同士、弟子への熱い思いや悩みを共有する中、トークテーマは「これだけは弟子に勝てないこと」に。棋界屈指のイケメン棋士・都成竜馬七段(32)を弟子に持つ谷川浩司十七世名人(60)からは「顔でしょうか…」とユーモア溢れるまさかの回答が飛び出し、視聴者からは「わお!」「関西人の血がw」と驚きのコメントが多数寄せられていた。
谷川十七世名人がタッグを組むのは、唯一の門下生でもある都成七段だ。小学生時代に弟子入り。2000年9月に6級で奨励会に入会した。三段時代の2013年、第44期新人王戦で史上初となる奨励会員による棋戦優勝を果たしたものの、三段リーグには大苦戦。年齢制限の26歳ギリギリ、在籍17期目で四段昇段を果たした。以降は竜王戦ランキング戦で連続昇級を果たすなど、順調に棋歴を積み上げ、今年1月に結婚したことを発表した。
スマートな立ち居振る舞いとクールな対局姿勢が人気の谷川十七世名人から、まさかの回答が飛び出したのは「これだけは弟子に勝てないこと」というトークテーマ。谷川十七世名人から「顔でしょうか…」と驚きの回答が飛び出すと、視聴者もビックリ「わお!」「吹いたわ」「関西人の血がw」「谷川先生こういうこと言うんだw」「いやいや、タニーに素敵よ」「おもろw」「タニージョーク」とコメントが殺到した。
返答に困った解説陣は、顔を見合わせ苦笑い。すると谷川十七世名人は「こういうことは周りの人に言われると悔しいので自分で言おうかなと思いまして」と切り出し、「都成君に初めて会ったのは22年前だったんですけど、本当に普通の小学生だったんです。でも予想外のことが2つあって、1つは奨励会でこんなに苦労すると思わなかったこと。もう1つはこんなにイケメンになると思わなかったということですね(笑)背の高さだけはいい勝負ですが、2ショットにはあまりなりたくないですね」とユーモアたっぷりに愛弟子を紹介した。
すると、王座のタイトル経験と2期連続名人挑戦者の“西の王子”こと斎藤慎太郎八段(29)を弟子に持つ畠山鎮八段(53)が参加。「顔も将棋も勝てません」と話すと、会場からは大爆笑が沸き起こり、視聴者からも「こちらもw」「西の王子だもんね…w」「ハタチン元気出してw」と様々なコメントが多数寄せられていた。
◆ABEMA師弟トーナメント 日本将棋連盟会長・佐藤康光九段の着想から生まれた大会。8組の師弟が予選でA、Bの2リーグに分かれてトーナメントを実施。2勝すれば勝ち抜け、2敗すれば敗退の変則で、2連勝なら1位通過、2勝1敗が2位通過となり、本戦トーナメントに進出する。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで、チームの対戦は予選、本戦通じて全て3本先取の5本勝負で行われる。第4局までは、どちらか一方の棋士が3局目を指すことはできない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)