ひとこと発すれば周囲を笑いの渦へと引き込む将棋界のギャグ王も、愛弟子のプロ入りへの道のりを振り返ると、ついしみじみとなる。「ABEMA師弟トーナメント2022」に先立ち11月19日に放送された「師匠サミット」で、大会初参加となった豊川孝弘七段(55)が、渡辺和史五段(28)と渡辺五段の母との思い出を語った。プロ入りの年齢制限がある中、目前で足踏みした数年は悔しい本人だけでなく、見守る師匠と親にとってもつらい日々だったようだ。