<大相撲十一月場所>◇十日目◇22日◇福岡・福岡国際センター
九日目までに9連敗と不調が続く前頭十六枚目・照強(伊勢ヶ濱)について、解説の元前頭・大岩戸が「塩撒きもキレがない」とコメントした。
豪快な塩撒きから“令和のソルトシェイカー”とも呼ばれる照強。今場所は初日から連敗が続き、九日目を終えてまだ白星なしと苦戦を強いられてきた。
そうした中、前頭八枚目・栃ノ心(春日野)と対戦した十日目の取組で土俵に登場。すると、ABEMAの中継で解説を務めた大岩戸は「細い力士って筋骨隆々、体幹の強さが目に見えてわかるんですけど、今場所の照強に関しては本当にただの小さい人になってしまっていますよね」と語り、「対戦相手からしても強そうに見えないというか、怖さが伝わらない」と指摘した。
その後、照強は大量の塩を手に取ると豪快に撒き、館内は大盛り上がり。だが気迫が欠けるように見えたのか、大岩戸は「塩撒きもキレがない」と口にすると、「パッと撒くんじゃなくて、“よっこらせ”というか、やっとのことで撒いているような感じにも見えてしまいます」と語った。
大岩戸の印象通り、その後の取組で力が出せずに終わった照強は、栃ノ心に力強い吊りから寄り切られて10連敗となる黒星を喫した。栃ノ心は4勝目を挙げた。
塩撒きの動きからも不調を感じ取った大岩戸の解説に、視聴者からも「確かに塩撒きもつらそう」「塩まきもキレがない」「塩が重そう」といったコメントが相次いで寄せられた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)