レフェリーが制止する中、完全に背後を向けた選手の後頭部へ、反則の右が炸裂。選手はトップロープを超えてリング上に転落し、しばし失神。予期せぬ事態を受け、場内には悲鳴とどよめきが響いた。まさかの事態を受け、魔裟斗は「完全に故意ですよ」と苦言を呈した。
12月3日にエディオンアリーナ大阪で行われた「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~初代バンタム級王座決定トーナメント~」の第20試合、K-1ヘビー級のスーパーファイトでシナ・カリミアン(SINA ARMY)とカルロス・ブディオ(ブラジリアンタイ)が対戦。試合は第2ラウンド終盤、左のハイがトップロープにかかってしまい、動けなくなった状態のカリミアンを見たレフェリーが制止する中、カリミアンの後頭部にブティオの強烈な右が炸裂。トップロープを超えてリングに転落したカリミアンがしばしうつ伏せで失神すると、場内に悲鳴とざわめきが響き渡った。
まさかの事態にABEMAで解説を務めた魔裟斗は「後頭部打った」と心配そうにコメント。実況も「トップロープを超えました。危ない!」と続くと、魔裟斗も「失神しちゃいましたね」と応じた。
魔裟斗の指摘通り、うつ伏せのカリミアンはしばし動けず。場内も同様にしばし、どよめきが収まらなかった。さらにリプレー映像が場内に流れると、再び場内にどよめきが。実況席からも「これは打ってはいけない。レフェリー来ているんですから」とのコメント。魔裟斗も「完全に故意ですよ」と苦言を呈した。
その後、場内に向けカリミアンの反則勝ちがアナウンスされたが、場内のどよめきはしばらく収まらなかった。