麻雀プロ団体の一つ、麻将連合の最高峰タイトル「将王」を決める決定戦の最終第4節が12月4日に行われ、前節まで4位だった忍田幸夫が逆転、通算5度目の優勝で「永世将王」の資格を手にした。
首位のみかみたつあきとは104ポイント離れた4位で最終節を迎えた忍田は、残された3戦全てでトップを取っても逆転が難しい状況の中、1回戦は4万点台のトップ。2着だったみかみとの差を詰めた。すると2回戦も勝利すると、みかみを4着に沈める会心のトップラス。自身もトータル2位まで浮上すると、逆転まで約30ポイントと迫った。最終3回戦は2着だったものの、再びみかみをラスに沈めて逆転、5度目の将王に輝いた。
試合後、忍田は「最終節は苦しいポイントだったのですが、諦めずに頑張った結果、紙一重でうまくかみ合って逆転できて、とても嬉しく思っています」と、喜びを噛み締めていた。
【試合結果】
1位 忍田幸夫 +72.5
2位 小林剛 +19.6
3位 みかみたつあき ▲42.8
4位 むく大樹 ▲49.5
【最終結果】
1位 忍田幸夫 +23.6
2位 みかみたつあき +12.3
3位 むく大樹 ▲11.5
4位 小林剛 ▲24.6
◆麻将連合 通称μ(ミュー)。1997年設立。最高位戦代表(当時)だった井出洋介が設立。主なプロは忍田幸夫代表、井出洋介のほか小林剛、草場とも子らが所属している。主なタイトル戦は、将王、BIG1、M1。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)