優勝経験国が敗退するなど、波乱含みだったグループ予選が終わり、ラウンド8になって、俄然W杯がW杯らしくなった。つまり「大会に相応しい顔ぶれ」になったのだ。
その代表カードが「オランダvsアルゼンチン」だ。欧州の猛者と南米の強者(ツワモノ)との勝負である。だが今やこの顔合わせを、「欧州vs南米」というレトリックな構図で括るのは時代遅れだろう。アルゼンチンの選手のほとんどはヨーロッパでプレーしているし、ヨーロッパの選手が南米のテクニックにいちいち驚愕することもない。

【映像】プライドを懸けた死闘 オランダvsアルゼンチン