日韓合同オーディション番組『青春スター』(ABEMA)から誕生した、7人組ボーイズグループn.SSign。12月4日(日)にパシフィコ横浜にて、n.SSignとn.CH Entertainmentのアーティストが共演する『n.CHworld Live 2022 in Japan』 が開催された。自身の音楽を披露しながらn.CH Entertainment所属のアーティストとコラボレーションを行うことで、予想外の化学反応も起こりn.SSignの新たな可能性が開花。かっこよさあり、可愛さあり、感動あり、涙あり、笑いありで3時間半以上に渡り繰り広げられた第2部の模様をお届けしていく。
【映像】n.SSignが誕生した大型オーディション番組『青春スター』
カズタの『My House』で会場骨抜きに!『アンパンマンのマーチ』のギャップで「可愛い〜!」の声
会場には今か今かとn.SSignの出番を待つファンがひしめく中、『My House』のイントロが響くとその瞬間、悲鳴のような歓声が起こり、ステージにはキラキラのオーラを纏ったカズタが登場。たった1人で会場を掌握する、光り輝く存在感に『青春スター』の予選で初めて見た時の衝撃を思い出した。興奮を抑えつつ彼のパフォーマンスを追うとこの日も安定の歌唱&ダンスを披露。真っ赤なシャツがよく似合い、色気がさらに増幅されている。ダンスブレイク後のウィンクもバッチリ決まり、再び割れんばかりの悲鳴が会場を包み込むと「シー」の仕草でファンはさらに熱狂。誰もが一目で落ちるであろう圧倒的なソロステージにしばし歓声が止まなかった。色気あるステージで会場を骨抜きにしたかと思えば、今度はn.SSignで国民的アニソンの『アンパンマンのマーチ』を披露。アンパンマンのコスプレと可愛らしい振り付けでファンを楽しませる姿に客席からは「可愛い〜!」の声。アンパンマンの映像をバックに笑顔でマーチを踊るn.SSignはとても新鮮で、嬉しい気持ちになった。そして、アンパンマンのコスプレのまま日本でもお馴染みのcinnamons × evening cinema の『Summer Time』を軽やかにパフォーマンス。意外なカバーに驚くと共に親しみのあるメロディにファンも笑顔。だが、カズタのみが白雪姫の格好にピンクのウィッグを被り様子がおかしい……。最後は6人から衣装を剥ぎ取られる演出で会場の笑いを誘った。
Mr.Childrenの懐かしの名曲に恋ダンスも!流暢な日本語曲カバーに驚き&歓声!
n.SSignのドハ&ソンユン&『青春スター』のボーカル派でデビューを勝ち取ったキム・テヒョンの3人でMr.Childrenの名曲『星になれたら』を披露。日本の懐メロを日本語歌詞で流暢に歌う姿から、日頃の練習量をつい想像してしまう。曲のリズムに乗せて星のステッキを振って客席に笑顔を届けた。続けてn.SSign×テヒョンのコラボレーションで星野源の『恋』をパフォーマンス。誰もが知る曲だけにサビでは一緒に踊るファンの姿も目立ち、n.SSignもキレッキレな恋ダンスを披露。だが、そこはアイドルらしく爽やかな笑顔を忘れず、ファンはそのギャップにメロメロに。あまりの盛り上がりに歌唱後も拍手喝采だった。そして、本日の出演者全員で『One Voive』、青春スターのTOP7でミュージカル仕立ての『Another Day of Sun』をお届け。n.SSignはモノトーンのタキシードで登場し、観ているだけでワクワクする演出を展開。ダンスブレイクでは歓声が起こり、どんなシチュエーションでも楽しませようとするエンターテイナーとしての力量を発揮した。
n.SSignで東方神起の『MIROTIC』と『Rising Sun』も披露。『MIROTIC』のサビではファンも一緒に「ミチョ!」と歌い、n.SSignと会場が一体に。紫のステージライトに照らされていつも以上に妖艶さを放出した。『Rising Sun』はパワフルなパフォーマンスはもちろん彼らの表情管理も見どころだった。MINUE&テヒョン&ハ・ドンヨンは繊細な歌声でKing Gnuの『三文小説』を歌唱し、n.SSignはカズタ、ソンユン、ハンジュン、ヒョン、ヒウォンの5人で『Love Shot』をキックオフ。前回の初来日公演で披露した際の同曲よりもさらにレベルアップしており、会場も息を飲んで彼らの美しいパフォーマンスを凝視。誰がセンターに来ても納得できるくらい、それぞれのスキルが素晴らしく、バランスもバッチリ。互いの腕を絡ませてグラスを飲み干す決めポーズでは歓喜の声が上がった。事務所のアーティストらが様々な歌を披露するなか、n.SSignは山下達郎の『愛を描いて-LET'S KISS THE SUN-』『Ride On Time』、ドハのギターソロの『Sparkle』とこれまた良い意味で予想を裏切るエモーショナルな懐メロに着手。曲に合わせて80年代を彷彿とさせるようなカジュアルなファッションに身を包み、先程のステージとは真逆の爽やかな雰囲気でファンを魅了。まさかのn.SSignによる山下達郎メドレーはとても心地良く、自然と体を揺らしてしまっていた。
日本初披露の新曲にファン涙!カズタの「ただいま!」に「おかえり!」とファンと公開連携プレー
n.SSign×NATUREで竹内まりやの『Plastic Love』をダンスパフォーマンス。その後も『青春スター』TOP7のメンバーが日本の懐メロを続々と披露し、この日の出演したアーティスト全員で『Your Eyes』を歌い繋いだ。そして、n.SSignは新曲の『Intro+君以外全部ある』を日本のファンの前でパフォーマンス。7人でのアカペラコーラスから始まり、歌をしっかり聴かせる演出に会場も感動ムード。一生懸命歌う彼らを生で目にしたことで周囲には涙を抑えきれぬファンの姿も。外の寒さを忘れてしまうような温もりをファンの心に灯してくれた。歌唱後は日本語で7人それぞれの自己紹介を開催。カズタが「ただいま!」と言うとファンは「おかえり!」とリアクションし、息もぴったり。ジュニョクは「僕はn.SSignの…監督ジュニョクです」と言うもメンバーから猫の鳴き声でツッコミを受け、「僕は猫監督ジュニョクです!!」と振り切り会場も歓声。n.SSignポーズもステージでレクチャーし、ファンとの触れ合いを楽しんだ。そして、いよいよn.SSignのオリジナル新曲として話題を呼んでいた『Woo Woo』を日本初披露。待ちに待ったこの瞬間に会場のボルテージは最高潮。パフォーマンス中もメンバー同士で目を合わせるなど、ファンにはたまらないシーンが多々あり、キャッチーな振り付けで観客を鷲掴みに。続いてTシャツ×デニムに着替えて『In Summer』を歌い上げ、少し早めの夏を会場に届けた。
ハンジュン&テヒョン&ハ・ドンヨンがゆずの『いちご』でオーディエンスと一体となると、そのハイテンションな空気を引き継ぎ、n.SSignはアニソンの『お願いマッスル』で会場の熱気をさらに底上げ。マッスルスーツでムキムキになりきった7人に笑い声と歓声が入り混じり、観客は大盛り上がり。パフォーマンスしながら真剣に笑いも取りに行くn.SSignにプロのアイドル魂を感じた。そして、ライブ終盤で7人が披露したのは『SORRY, SORRY』。センターのジュニョクがストイックなオーラ全開で煽るとファンは待ってましたと言わんばかりにレスポンス。一糸乱れぬダンスとパワフルな歌唱に会場は熱狂し、それに応えるように彼らもさらに熱量を上げる。ラップもダンスブレイクも最後の雄叫びも決まり、今回のイベントでも大きな爪痕を残した。最後はこの日の出演者全員で『Allegro Cantabile』でフィナーレへ。グループでのステージだけでなく、出演者のバックダンサーとしてn.SSignが参加する場面もあり、そうしたコラボレーションも非常に見応えがあった。帰り道n.SSignの余韻に浸りながらも、日本でパフォーマンスする姿がまた観たいと思った。
『n.CHworld Live 2022 in Japan』のライブ模様は12月17日(土) 20:00よりABEMA PPVにて配信される。
■『n.CHworld Live 2022 in Japan』視聴URL
https://abema.tv/channels/payperview-6/slots/F8XmuK3Qrgxuro
テキスト:近藤加奈子