8組の師弟により“最強の師弟”を決める超早指し戦「ABEMA師弟トーナメント2022」に初出場となった豊川孝弘七段(55)&渡辺和史五段(28)の仲良し師弟が、予選対決を前に集結。精神力と師弟の絆をさらに強化するべく、巨大クライミングアトラクションに挑んだ。相模湖を一望する絶景ながら、スリル満点の難関を自らの足と腕力で進む度胸試しに、両者は顔面蒼白、悲鳴が漏れる場面も。ファンからも「ガチで恐怖映像w」「超面白くて超怖かった」と師弟の勇気を称えるコメントが多数寄せられていた。
【映像】師弟の絆で乗り越えられるか!?チーム豊川が最恐アトラクションに挑戦
今期の「ABEMA師弟トーナメント」には2組の師弟が初参戦。1組目は優勝候補とも言える藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)と師匠・杉本昌隆八段(54)によるチーム杉本。そして2組目が豊川七段&渡辺五段のチーム豊川だ。将棋界のギャグ王・豊川七段と、昨年度将棋大賞の連勝賞を獲得した新鋭・渡辺五段によるコンビがどんなチームワークで勝利を掴みとるか、大きな注目を集めている。
そんな両者が予選対局を前に集合したのが、さがみ湖リゾート プレジャーフォレストにあるアジア&日本初上陸の巨大クライミングアトラクション「マッスルモンスター2」。様々なアクティビティーを絶景とスリルを味わいながら楽しむことができる究極の度胸試しで、豊川七段は「周りのチームはレジェンドだらけだけど、これを乗り切れば谷川浩司十七世名人も藤井聡太五冠も怖くない!弱小チームだけど、気合入れましょう!」、渡辺五段は「予選突破を目指して頑張りましょう」と意気揚々“モンスター”へと向かった。
初級の1階エリア、中級の2階エリアと足元グラグラの絶叫アトラクションを次々にクリアしたが、階が上がるごとに強度も恐怖もレベルアップするとあり、普段冷静な渡辺五段も「先が思いやられます…」と苦笑い。3階に到着した豊川七段は「最上階~!?セレブですよ~」と余裕の笑みを見せたが、最難関アトラクションを前に「セレブでも何でもない!怖いだけですよ~」とロープをがっちりと握りしめていた。
早速、最上階・絶叫マッスルエリアのバレルブリッジ&こん棒渡りにトライ。まずは師匠の背中を見せるべく豊川七段が挑戦したが、こん棒渡りでは思わず足を滑らせて“投了”やむなし。その様子を見ていた渡辺五段は「ひえー!」と震え上がったが、師匠の超えられなかった壁を何とか乗り越え、無事にこん棒渡りをクリアした。
最後の関門は空中の一本橋を渡ってサンドバッグにパンチを繰り出す『勇気のサンドバッグ』。渡辺五段は対局さながらの真剣な表情でそろりそろりと歩みを進め、「師弟トーナメントも頑張るぞ!」と根性一発、力強く拳を打ち付けていた。豊川七段は「す~ごい怖いですよ!“投了”していいですか!?」と周りを見渡したが、愛弟子の頑張りに触発され意を決して一本橋へ。普段はノンストップでギャグとジョークを繰り出す豊川七段だが、鋭い表情で「明日のために、指すべし!指すべし!」とサンドバッグを突き刺して必勝を誓った。
チーム豊川の最恐アクティビティー挑戦を見守ったファンは、「超面白くて超怖かった」「見てるだけで足がガクガクするww」「めっちゃこえー!!」「ガチで恐怖映像w」「お二人ともよく頑張りました」「これは応援しちゃうなあ」「マッスルマンモス頑張れー!」と両者のファイトを称賛。豊川七段は「夢に出てくるよ~」とヘトヘトの様子だったが、師弟の絆で数々の難関を乗り越えたとあり、渡辺五段は「厳しいことがあっても、これを乗り越えたという自信で乗り越えられるかもしれない。まずは予選突破を!」と晴れやかな笑顔を見せていた。
最後はチーム名を決定。豊川七段は、この日師弟でトライした「マッスルモンスター2」と、自身の持ちネタ「マンモス」を掛け合わせて「マッスルマンモスに決めた!」と満足気。「今回参加チームの中では一番低段のコンビだけど、行くぞ!予選突破!」と元気に目標を掲げていた。
◆ABEMA師弟トーナメント 日本将棋連盟会長・佐藤康光九段の着想から生まれた大会。8組の師弟が予選でA、Bの2リーグに分かれてトーナメントを実施。2勝すれば勝ち抜け、2敗すれば敗退の変則で、2連勝なら1位通過、2勝1敗が2位通過となり、本戦トーナメントに進出する。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで、チームの対戦は予選、本戦通じて全て3本先取の5本勝負で行われる。第4局までは、どちらか一方の棋士が3局目を指すことはできない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)