「FIFAワールドカップカタール2022」。日本代表の試合が終わってもまだまだ続く“本田解説”。準決勝のアルゼンチン対クロアチア戦でも“本田節”がさく裂した。
【映像】「嘘つくなや!」クロアチア代表に騙された“本田解説”
日本時間14日に行われたこの試合でABEMAの解説を務めた本田圭佑氏は、“推しチーム”を宣言する。
本田:個人的にはアルゼンチンを応援しているので、アルゼンチンに勝ってほしいんですけど。今日の感じやったら、アルゼンチン推しとしてはちょっと不安しかない。
実況:不安ですか?
本田:恐らくメッシは1点取ると思います。でも、2~3点失いそうな可能性あるなと思った。
本田:メッシ見ていて思うんですけど、あんなサッカー上手かったら楽しいやろな。
前半30分、クロアチア代表・ペリシッチがペナルティエリア内で上げたボールは枠外に。「相手に触れた」と猛アピールすると、本田氏が騙された。
実況:相手が触ったようにも見えましたが、ゴールキックか?
本田:コーナーか?
実況:いや、レフェリーはゴールキックを指しています。
本田:当たってると思います。今のペリシッチの顔はもう完全に当たってます。(リプレー)見ました?当たってたでしょ、見ててください。
実況:……当たってました今の?
本田:わかんないです。
実況:ちょっと際どかったですね(笑)。
本田:ペリシッチ嘘つくなや!
推しへの思いが通じたのか、前半33分、アルゼンチンにPKのチャンスが訪れた。キッカーのメッシが放った強烈シュートが相手ゴールに突き刺さる。
本田:さすがですね。強い方を選びましたね。
さらに、その5分後、アルバレスが1人で持ち込んで追加点を決める。
本田:スーパー!最後まで行きましたね1人で!
実況:これ以上ない中央突破でした!
本田:これ決まりですね多分。さすがに今の失点は… これはもうズタボロすね。
そして、アルゼンチンの2点リードで迎えた後半、本田氏が突然の“推し変”を宣言する。
本田:後半はクロアチアを応援します。日本に勝ったならもっとやれやって。イライラしてきた。
実況:イライラしてきましたか?
本田:クロアチアを応援してたらクロアチアファンの気持ちがすごい(わかる)。
チャンスを作れないクロアチアにいら立つ一方で、日本戦からともに実況席に座り続けた寺川俊平アナと息の合った掛け合いも見られた。
実況:左サイド、モドリッチが抜け出しこのボールが通ります。ホイッスルが鳴ってフリーキックの判定です。モドリッチのパスでした。
本田:これも股抜きやったような気がします。チャリーンってやつですね。
実況:股を通った時の音ですね?よく鳥かごなんかで…
本田:えっ?キーパーなのに鳥かごやってたんですか?
実況:アップでやってたことはもちろんあります。試合に集中しましょう。
本田:そうしましょう。
後半23分、アルゼンチンがダメ押しの3点目を奪う。
実況:入ったー!アルバルス2点目!メッシのアシストからまたゴールが生まれました!
本田:終わりましたねー今日。
実況:さすがにっていう感じですかね?
本田:さすがに終わりましたね。クロアチアどうする?意地見せろよ。
本田氏の応援もむなしく、3対0でアルゼンチンが快勝。2大会ぶりの決勝へ駒を進めた。
そして、もう一つの決勝行きのチケットを賭け、翌日に行われた前回王者・フランスとダークホース・モロッコとの一戦は、前半4分にエルナンデスがジャンピングボレーを決めてフランスが先制。モロッコもエルヤミクが豪快なバイシクルシュートを放つなど、怒涛の攻撃を展開。
ゴールまであと1歩のところまで迫るモロッコだったが、後半33分、エムバペがゴール前に持ち込んだボールをコロムアニが決めて2点目を奪い、フランスが2対0で勝利した。
この激闘に本田氏はTwitterで「感動の試合。なんで“投げ銭”のサービスないの?」と絶賛。そんな本田氏は、決勝でも解説を担当。世界一が決まる舞台でどんな“本田節”がさく裂するのか、期待が寄せられている。(『ABEMAヒルズ』より)