将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)が1月3日、群馬県高崎市で行われた「上州将棋祭り」に参加し、新春スペシャル対局で永瀬拓矢王座(30)に勝利した。
藤井竜王にとって2023年の“指し初め”となった一局。研究パートナーでもある永瀬王座との記念対局は、藤井竜王の先手で相掛かりの出だしとなった。永瀬王座のペースで進行していたが、激戦となった終盤で一気に逆転。最後は即詰みに討ち取り、藤井竜王が123手で勝利を飾った。
対局後、勝利した藤井竜王は「公開対局なので、熱戦にしたいなと思いながら指していました。途中苦しい展開にもなりましたが、粘り強く指して反撃に持ち込めたのかなと思います。永瀬王座と対戦することができて勉強になりました」と一局を振り返った。さらに、1月8日に開幕する王将戦七番勝負を見据え、「今日の将棋をしっかり振り返って、王将戦に良い状態で臨めるように頑張ります」と意気込みを語った。
(ABEMA/将棋チャンネルより)