Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2022-23」1月5日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、長らく維持していた首位の座から陥落した渋谷ABEMASの先発・多井隆晴(RMU)。昨年末から調子を落とし、ついに新年早々に2位に後退したチームを“麻雀星人”が再び首位に押し上げるか。
【中継】大和証券 Mリーグ 風林火山vsABEMASvsフェニックスvs雷電
開幕から独走とも言えるほどの好調ぶりで後続を突き放していた渋谷ABEMASだが、昨年末あたりからじりじりとポイントを減らすと、おもしろいように取れていたトップも遠ざかり、ついにKONAMI麻雀格闘倶楽部に抜かれてしまった。100、200といったポイントはあっという間に溶けるルールだけに、大黒柱の多井が憎らしいほどの強さで、再浮上のきっかけとなりたい。
年をまたいで好調を維持しているのはEX風林火山の二階堂瑠美(連盟)。開幕直後の連続ラスがうそのように、現在は年またぎで個人3連勝中。ついにポイントもプラス域に入り、さらに上位を伺う勢いだ。チームポイントでも渋谷ABEMASとEX風林火山は、わずか8.7ポイント差。着順1つ上回れば、リーグ2位に浮上する。
昨年、最も輝いたのがTEAM雷電・本田朋広(連盟)。個人としては唯一、300を超えるプラスポイントを稼ぎ、堂々の個人首位に立った。本田に引っ張られるように先輩3人も徐々に調子を上げて、チームもプラスの4位まで上がってきた。さらに上を目指して、昨年同様にのびのびとした麻雀が貫けるか。
新年、いきなり2連続ラスと苦しいスタートになったセガサミーフェニックス。リーグ7位で、最下位転落の危険もある中、新年初勝利は天才・茅森早香(最高位戦)に託された。プレッシャーとは無縁のクールな打ち手だけに、重苦しい状況も気にせず、自分の感性を活かした打牌選択を繰り返すことだろう。
【1月5日第1試合】
EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)個人13位 +52.5
渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)個人8位 +99.0
セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)個人14位 +22.6
TEAM雷電・本田朋広(連盟)個人1位 +317.1
【1月3日終了時点での成績】
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +309.8(50/94)
2位 渋谷ABEMAS +305.2(50/94)
3位 EX風林火山 +296.5(50/94)
4位 TEAM雷電 +71.5(50/94)
5位 U-NEXT Pirates +63.9(50/94)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲196.2(50/94)
7位 セガサミーフェニックス ▲401.2(50/94)
8位 赤坂ドリブンズ ▲449.5(50/94)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)