ヒーローには大歓声がよく似合う 滝沢和典、越年12戦目の初トップで“プレミアムナイト”に/麻雀・Mリーグ
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 ようやく手に入れた今期初トップ。端正なルックスが思わずほころんだ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」1月6日の第1試合はKONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)がトップを獲得。パブリックビューイング「Mリーグプレミアムナイト」が開催されたこの日、ヒーローとなった滝沢には大歓声が寄せられた。

【映像】思わず笑みがこぼれる滝沢和典

 この試合は東家から赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)、U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)、滝沢、KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)の並びで開始。滝沢はラス目に沈んでいた東2局2本場、終盤にリーチをかけると、これをたろうからアガって3900点(+600点、供託2000点)で失点を回復した。

 続く東3局の親番で、大きなチャンス手が入る。ダブ東をポン、八万をチーして、手の内には赤が2枚あるためアガれば親満貫だ。テンパイの直後、内川のツモリ四暗刻のリーチを受けるが、滝沢は最後まで諦めることなく危険牌の七万をプッシュ。この押しが実り、最終ツモでアガリ牌の5索をそっと引き寄せ、ダブ東・赤2・ハイテイの1万2000点を入手し、トップ目に浮上した。

 南1局2本場は白、そしてドラの中を仕掛け、さらに中を加カン。これを仲林からロン、白・中・ドラ4の1万2000点(+600点、供託1000点)をゲットだ。次局も満貫をアガり、ダントツとなった滝沢。嬉しい今期初トップを、+66.2と大きなスコアで手に入れた。

 12戦を要した勝利。インタビューで滝沢は「すかした当たり障りないコメントしようかと思ってたのに、嬉しくなってきて…。何話そうと思ったか忘れました」と満面の笑み。さらに「普通なんですけどね、12戦くらいは」と平静を装ったが、表情は緩んだままだ。

 負けが続く時期はチーム内でも「すごく居づらかった」と語り、控室では「弁当温めてこいとか、お茶持って来いとか、佐々木さんに最近言われないな、気を遣われてるのかなと。ああいうことをやらされてたから調子悪かったという部分もあると思うんですけど」と、佐々木寿人(連盟)とのやりとりも明かし、これまでの苦労を笑い交じりに振り返った。

 「あんまり期待してなかった人、多いと思います」とカメラの向こうのファンに指を差し、加えて「トップ取れてよかったです。首位なんですけど、緩んだ気持ちでいるとあっという間に点数失ってしまうので、この先も気を引き締めていきたいと思います」と語りかけた。ファンからは「タッキーおめでとー!!」「たっきー笑ってると嬉しい」「やっぱりヒーローチームだよな」「タッキー復活でコナミ安泰」と多数の声援が寄せられた。

 チームで唯一、リーグ優勝の経験がある滝沢。ようやく復調、ポイントを大きく戻したことで、貴重な戦力が戻ってきた。

【第1試合結果】

1着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)4万6200点/+66.2
2着 赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)2万3000点/+3.0
3着 KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)1万7000点/▲23.0
4着 U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)1万3800点/▲46.2

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

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