深浦康市九段、再戦する同年代ライバル・木村一基九段に「元気なおじちゃんだよね~」視聴者「元気なおじさん同士」「お互い笑ってる」と総ツッコミ/将棋・ABEMA師弟トーナメント
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 50歳VS49歳。盤外戦でも、経験豊富のベテランともなれば、見応えもおもしろさも“名局”だ。8組の師弟により“最強の師弟”を決める超早指し戦「ABEMA師弟トーナメント2022」の予選Bリーグ1位決定戦、チーム深浦 対 チーム木村が1月7日に放送された。第2局、深浦康市九段(50)と木村一基九段(49)の師匠対決が実現し、木村九段に軍配が上がっていたが、直後の第3局には先後を入れ替えての再戦に。対局前に深浦九段が、木村九段の“連投”に「元気なおじちゃんだよね~」とつぶやいたことに、視聴者からは「元気なおじさん同士」「お互い笑ってる」と総ツッコミが入ることになった。

【映像】師匠対決にベテラン同士がコメント合戦

 将棋界の元気なアラフィフを挙げるとすれば、上位で名前が呼ばれそうなのが深浦九段と木村九段だ。どちらも粘り強さには定評があり、少々の不利は強靭な受けで相手の攻めをつぶす。攻撃のターンが回ってきたと思えば、迫力のある攻めで今度は相手の守りを崩壊させる。年下の棋士からしても、なんとも厄介な2人の“おじさん棋士”だ。

 簡単には土俵を割らない2人の濃厚な戦いは第2局から繰り広げられ、木村九段の先手番から角換わりでスタート。序盤から木村九段が明確なリードを奪ったものの、深浦九段も懸命な粘りを見せて、一時は互角にまで挽回。ただ再度ムチを入れ直した木村九段が再度突き放して、119手で勝利を収めた。

 続く第3局。連投するか弟子に託すか。すると事前に決めていたのか深浦九段が連投。さらに木村九段も連投を決め、予想外の師匠対決2連戦となった。相手の出場棋士を聞いたところ、深浦九段は「元気なおじちゃんだよね~」とニヤリ。また木村九段も「またか」と笑っていた。この第3局は、深浦九段がリベンジを果たし143手で勝利した。

 スタミナたっぷりのアラフィフ棋士2人による連戦は見応え十分だったが、やはりファンが大きく反応したのは、深浦九段の「元気なおじちゃん」というフレーズ。木村九段が元気であることに間違いはないが、コメントした深浦九段自体も同じくらい元気であることで、ファンからは総ツッコミ状態に。「あなたも」「元気なおじちゃん同士」「人の事言えんだろ」と笑いに満ちたコメントが続いていた。

◆ABEMA師弟トーナメント 日本将棋連盟会長・佐藤康光九段の着想から生まれた大会。8組の師弟が予選でA、Bの2リーグに分かれてトーナメントを実施。2勝すれば勝ち抜け、2敗すれば敗退の変則で、2連勝なら1位通過、2勝1敗が2位通過となり、本戦トーナメントに進出する。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで、チームの対戦は予選、本戦通じて全て3本先取の5本勝負で行われる。第4局までは、どちらか一方の棋士が3局目を指すことはできない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【映像】弟子に向けて優しい眼差しを向ける木村一基九段
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【映像】師匠対決にベテラン同士がコメント合戦
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【映像】気合の証拠・深浦康市九段の顔ペチペチ
【映像】気合の証拠・深浦康市九段の顔ペチペチ
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