
<大相撲一月場所>◇二日目◇9日◇東京・両国国技館
今場所を10勝以上で大関復帰となる関脇・正代(時津風)が2連敗を喫した。その瞬間、館内からは大きなため息が溢れた。
先場所6勝9敗と負け越し、大関からの陥落が決まった正代。場所前インタビューでは「九州場所ということで地元だったんですけど、(1年の)締めくくりとしては良くなかった」「頑張りたいという気持ちもあったけど、変に硬くなったのもちょっと目立った」と振り返った。
この場所前インタビューを受け、ABEMAの解説を務めた芝田山親方は「今の正代のコメントは申し訳ないが情けないと思いました。“硬くなった”と言っていたが大関という地位はそういう問題ではない。それを口に出してしまってはダメ」とコメント。
この日の正代は、前頭筆頭・大栄翔(追手風)相手に何もできず、突き出しで敗れ手痛い連敗となった。芝田山親方は「立ち合いも手のつき方も悪い」と再び厳しいコメント。相撲ファンは「明日からだ〜」「正代…明日から明日からだよ!!」と奮起に期待する声をネット上に寄せていた。
同じく大関経験者の前頭二枚目・御嶽海(出羽海)は、関脇・若隆景(荒汐)相手に気迫の相撲を見せ、送り出しで下し、2連勝。横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)の休場により、出場力士で番付最高位となった大関・貴景勝(常盤山)は、前頭筆頭・翔猿(追手風)に叩き込みで敗れ、1敗目を喫した。
また先場所、12勝3敗で初優勝を飾った前頭三枚目・阿炎(錣山)は、小結・若元春(荒汐)との取組で物言いがつくも、行司軍配通り突き落としで阿炎の勝ち。2連勝を飾り、一方の若元春は2連敗を喫した。
(ABEMA/大相撲チャンネル)
2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗



