<大相撲一月場所>◇四日目◇11日◇東京・両国国技館
小結・明生(立浪)と小結・若元春(荒汐)が手に汗握る一番を繰り広げた。館内からも大きな拍手と歓声が沸き、視聴者も「名勝負!!」「いい相撲だ」と大盛り上がりの様子を見せていた。
活躍への期待がかかるも、ともに初日から3連敗と不調の明生と若元春。小結対決となった四日目の取組では、立ち合い鋭くぶつかると、すぐに組み合って左四つの体勢で白熱した攻防戦を展開。しっかりと四つに組んだ両者に、館内からは大きな拍手が巻き起こった。
その後、若干膠着すると、明生が攻めに出て前進。しかし若元春も土俵際でこらえて残すと、素早く回り込んで反転攻勢へ。土俵中央へ戻ると再びしっかりと組み合った状態になり、客席も沸き立った。最後は前に出る明生が一気に寄り切ろうとするも、土俵際で若元春が決死のうっちゃりに出た。迫力あふれる展開に館内騒然となった。
行司軍配は明生に上がったものの、物言いがついて勝負審判が土俵上へ。協議の結果、明生が落ちるのと若元春の体がなくなるのが同時と見て取り直しとなり、客席は大いに盛り上がった。その後の取組では立ち合いから一気に攻めた若元春が圧倒し、押し出しを決めて今場所初白星となる1勝目を挙げた。敗れた明生は4敗目を喫した。
白熱した取組内容に、ABEMAで解説を務めた元前頭・玉飛鳥の熊ヶ谷親方は「若元春が先に上手を取って攻めるかなと思ったんですけど、明生がもろ差し狙いにいこうとしたんですよね。そこを若元春が嫌がって、左四つになった時に明生も上手を掴みました」と分析。その後の同体取り直しとなった一番については「若元春からするとありがたかったんじゃないか」「明生はちょっと消極的な立ち合いになってしまいました」と語った。
大迫力の一番を受けて、視聴者からも「こりゃ面白い」「熱いな」「ガチンコ勝負」「ぶん投げた」「名勝負!!」「いい相撲だ」と熱気あふれるコメントが相次いで寄せられた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上”西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・現役女子高生の「リアルすぎる日常」をのぞき見
・スポーツコンテンツに適したの“ライブ特化型広告”って何?