<大相撲一月場所>◇五日目◇12日◇東京・両国国技館
十両11枚目・島津海(放駒)と十両14枚目・白鷹山(高田川)の取組直前、両力士の四股名を読み上げる呼出しの美声にファンが 「浄化された」「邦オペラ」とうっとりする一幕があった。
土俵上に登場したのは高砂部屋所属の呼出し・邦夫。1992年3月入門で、通称“邦オペラ”とも言われる伸びのある美しい声が人気の呼出しだ。この日も島津海と白鷹山の四股名をまるでオペラ歌手のようにビブラートを効かせながら読み上げた。モンゴルの伝統的な歌唱法・ホーミーにも似た倍音成分豊かな声が館内に響きわたると、客席からは自然と拍手が沸き起こり、思わずため息をつくようなざわめきも発生していた。
呼出し・邦夫の美声にはABEMAの中継で視聴していたファンからも「浄化された」「邦夫ペラ」「美しい声」「クニオペラ」といったコメントが相次いで寄せられた。
なお、その後の取組では白鷹山が島津海を押し出しで下して3勝目。敗れた島津海は2敗目を喫した。(ABEMA/大相撲チャンネル)