<大相撲一月場所>◇六日目◇13日◇東京・両国国技館
前頭五枚目・竜電(高田川)と前頭五枚目・錦木(伊勢ノ海)の一番で、熱戦の末、錦木のまわしが緩んでしまう事態に。その様子を確認した行司が大慌てで“待った”をかけて結び直すと、その手際の良さに館内から大きな拍手が沸き起こる一幕があった。
立ち合い差しにいった両者。すぐに竜電は相手を抱え込むように右上手を引いたが、外側の一枚まわししか取れず、錦木のまわしが伸びてしまう。左四つに組んだ状態で互いに慎重に攻めていくと、まわしを探る竜電は二枚まわしまで掴むが、錦木のまわしはどんどん伸びていき、これに気づいた行司の木村晃之助は大慌てで「待った待った! まわしまわし!」と制止。“まわし待った”となり館内からはざわめきと笑いが沸き起こった。
房紐をくるんと肩にかけた晃之助が錦木のまわしを結び直すと、その見事なまわし捌きに館内は拍手喝采。取組が再開すると、前に出ていく竜電が寄り切りを決めて4勝目となる勝ち星を上げた。熱戦の末に惜しくも敗れた錦木は2敗目を喫した。取組終了後、力を出し切った両者は肩で大きく呼吸をしながら、健闘を称え合うように頷き合っていた。
取組を受けて、ABEMAで解説を務めた元前頭・天鎧鵬の音羽山親方は「竜電の良いところ、錦木の腰の重さが出ましたね」と一言。続けて「パワーそして腰の重さもあると思うんですけど、まわしがあんなに伸びると力が伝わりづらくなりますので。竜電もまわしを取り直していたじゃないですか。一枚から二枚、三枚と。いい取り方をしているなと、見ていて勉強になりますね」と語った。
錦木のまわしが緩んでしまう事態に、「あぁやばい」「あぶない」「出る出る」「ぬげちゃうよう」と視聴者もヒヤリ。また、見事なまわし捌きを見せた行司に「行司動きが的確」「すごいなあw」「かっこいい」と称賛の声も相次いでいた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
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