<大相撲一月場所>◇六日目◇13日◇東京・両国国技館
幕下22枚目・鳴滝(伊勢ノ海)と幕下25枚目・西乃龍(境川)の一番で、土俵際もつれ合うように両者が落下。物言い協議が4分ほど続く間、行司の視線は右に左にそわそわ。その後、取り直しとなったことに動揺したのか、行司が再び土俵に上がる際に足を踏み外す場面も見られた。
最初の取組で激しい突っ張りの応酬となり、土俵内をめまぐるしく動き回った鳴滝と西乃龍。最後は頭から突っ込む鳴滝と投げに出ようとする西乃龍がもつれ合い、土俵下へと同時に落下していった。鳴滝は縦に一回転して頭から落ちるように倒れ、西乃龍は土俵下に座っていた元大関・琴欧洲の鳴戸親方と接触した。
物言いがついて審判団が土俵上に集まると、そのまま約4分も協議が継続。途中、行司の木村幸三郎は土俵に立ち尽くしながら視線を右へ左へと泳がせていた。行司軍配は西乃龍を有利と見て上げたが、協議の結果、両力士の体が落ちるのが同時と判断され、同体取り直しがアナウンスされた。行司が再び土俵に戻ろうとした際、動揺していたのか…足を踏み外して転びそうになる一幕も見られた。
取り直しの一番では、こちらも動揺したのか立ち合い鳴滝がつっかけてしまい、「まだまだ」と行司に制される場面も。2度目の立ち合いは成立し、低い姿勢で攻める鳴滝に対して、まわしを取った西乃龍が下手投げを決めて今場所初白星を挙げた。敗れた鳴滝は3敗目を喫した。
約4分も物言いが続くと視聴者からは「長引いてる」「長すぎだろw」「長いね」とコメントが続出したほか、取り直しの一番で転びそうになった行司に「つまずいた」「こけた?」「感情出すぎやろ笑」「行司さんくじけるな~」といった励ましの声も相次いで寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗







