将棋の叡王戦本戦トーナメントの1回戦が1月17日に行われ、山崎隆之八段(41)と船江恒平六段(35)が午前10時から対局を開始した。勝者は2回戦で、近藤誠也七段(26)と大橋貴洸六段(30)の勝者と対戦する。
【中継】第8期 叡王戦 本戦トーナメント 山崎隆之八段 対 船江恒平六段
山崎八段は1998年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:11期)、順位戦B級1組(A級:1期)。タイトル経験はないが、棋戦優勝は8回を誇る。またタイトル戦に昇格する前の叡王戦の第1回優勝者でもある。独創的な指し回しが特徴の棋士で、少々不利になってから挽回して勝つ展開も多いことから、かつてはNHK将棋講座で「山崎隆之のちょいワル逆転術」の講師を務めたこともある。
船江六段は2010年10月に四段昇段。竜王戦4組、順位戦C級1組。タイトル戦は出場、獲得ともにないが、若手棋戦で2度の優勝がある。「将棋のまち」加古川の出身で、2021年には公認会計士の資格も取得した経歴の持ち主。詰将棋作家としても有名で、解く側でも第7回詰将棋解答選手権で唯一の全問正解者として、優勝を果たしている。
叡王の現タイトル保持者は藤井聡太叡王(竜王、叡王、王将、棋聖、20)。挑戦権を獲得するのは16人参加のトーナメントを勝ち抜く必要がある。
本局の持ち時間は各3時間で、振り駒の結果、先手は船江六段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





