＜大相撲一月場所＞◇十二日目◇19日◇東京・両国国技館
前頭三枚目・翠富士（伊勢ヶ濱）が小結・若元春（荒汐）を押し出しで下した一番で、敗れた若元春が土俵から派手に転落。審判を務めていた元大関・魁皇の浅香山親方が避けずに受け止めて安全を確保。さらに「大丈夫？」とひと声をかける一幕があった。「すごい落ち方だ」「ロケットダイブ」と心配の声が上がったこのシーンに対して、視聴者からは「親方も痛そうだった」とする声も聞かれた。
立ち合い低く突っ込んでいく翠富士に対し、左をねじ込んだ若元春。その後、翠富士が巻き替えて前まわしをつかむと、頭をつけて攻めていく。最後は若元春が引いたところを翠富士はすかさず出ていき、押し出して6勝目を挙げた。
直後、敗れた若元春は上半身から勢いよく土俵下へと落下したが、審判を務めていた浅香山親方が避けずに左腕で衝撃を和らげ、「大丈夫？」と若元春に声をかけた。若元春は6敗目を喫した。
取組を受けて、ABEMAで解説を務めた元横綱の鶴竜親方は「翠富士は精一杯のいい相撲を取りましたね」と勝った翠富士を称賛。一方「若元春はもう少し徹底的に起こして、我慢したほうがよかった」と指摘すると、「我慢しきれず引いてしまった。そこは翠富士のチャンスですから」と語った。
若元春が落下するシーンに視聴者からは「すごい落ち方だ」「ロケットダイブ」「親方に被弾」といったコメントが続出。さらに「浅香山親方も痛そうだった」と心配の声が寄せられる一方、体を張って衝撃を和らげた浅香山親方の男気あふれる優しさに「浅香山親方も心配してたね」「大丈夫？ って魁皇」とコメントするファンも相次いでいた。（ABEMA／大相撲チャンネル）
