まさかのミスに藤井聡太竜王が“頭ポリポリ”「時として足元を掬われることも…」ファンは驚き「ひえええええ」「珍しいものを見た気が…」/将棋・ABEMA師弟トーナメント
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 絶対王者の珍しい表情に、ファンが驚きの声を上げた。8組の師弟により“最強の師弟”を決める超早指し戦「ABEMA師弟トーナメント2022」の予選Bリーグ2位決定戦、チーム木村VSチーム杉本が1月21日に放送された。1-1で迎えた第3局は、藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)と木村一基九段(49)が激突。藤井竜王にわずかなミスが出ると、頭をポリポリと掻き明らかな焦りの表情が見られ、視聴者からは「ひえええええ」「藤井竜王お疲れかしら」「珍しいものを見た気が…」と多くのコメントが寄せられていた。

【映像】頭をポリポリかく藤井竜王

「先手番なので積極的に」と話した藤井竜王は、角換わりを志向。今期の藤井竜王は先手番と角換わりで高勝率を挙げており、本局でも王者の指し回しに期待が寄せられていた。穴熊に組むと、解説の戸辺誠七段(36)は「藤井竜王は現代将棋を指しこなしているので、固めてガチガチというよりはバランス型を好む傾向にあると思っていましたが、固めていくんですね」と進行を見守っていた。

 2筋から4筋で目まぐるしい攻防が繰り広げられ、藤井竜王は2三の地点に角を打ち込み竜を作って攻勢を取ったが、▲4三金の打ち込みには△3一桂。藤井竜王はハッとしたように口もとに手を当てた。これには戸辺七段も「藤井竜王は珍しく小さなミスが出たかもしれない。金を一枚失いましたからね」。ここから木村九段が流れを引き寄せ優位に立った。

 さすがの藤井竜王も、たまらず頭をポリポリ。冷静沈着な若き王者の珍しい様子に、視聴者からは「ひえええええ」「え!?」「おじおじ強いー!」「藤井竜王お疲れかしら」「まじかーー」「困っ太」「珍しいものを見た気が…」とコメントが殺到していた。藤井竜王は勝負手を繰り出しギリギリの激戦に持ち込んだが、木村九段は細かくポイントを積み上げリードを拡大。玉捌きで抜け出した木村九段が118手で勝利を飾った。

 終局後、藤井竜王は「仕掛けていったあたりはこちらにとっては良い展開かと思っていたんですけど、早く指そうとすると時として足元を掬われるというのも仕方のないことだったのかなと思います。残念ですが、やむを得ないのかなと思っています」と苦笑いを浮かべていた。

◆ABEMA師弟トーナメント 日本将棋連盟会長・佐藤康光九段の着想から生まれた大会。8組の師弟が予選でA、Bの2リーグに分かれてトーナメントを実施。2勝すれば勝ち抜け、2敗すれば敗退の変則で、2連勝なら1位通過、2勝1敗が2位通過となり、本戦トーナメントに進出する。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで、チームの対戦は予選、本戦通じて全て3本先取の5本勝負で行われる。第4局までは、どちらか一方の棋士が3局目を指すことはできない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【映像】まさかのミスに藤井聡太竜王が"頭ポリポリ"
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