125年ぶりの1横綱1大関という異例の場所。ひとり横綱の照ノ富士(伊勢ケ浜)の休場により、初日から出場力士で番付最高位となった大関・貴景勝(常盤山)が、重圧をはねのけ、自身3度目となる優勝を決めた。優勝インタビューでは、令和2年の十一月場所以来の賜杯を受け取った感触を聞かれ、「結婚してから初めての優勝なので、すごくうれしいです」と明かし、館内は割れんばかりの拍手に包まれた。
千秋楽では勝てば優勝が決まるという相星決戦を、相撲の名門・埼玉栄高の後輩である前頭十三枚目・琴勝峰(佐渡ヶ嶽)と繰り広げた。土俵上での気持ちについて聞かれると、「土俵に上がったら自分で戦うしかない。でもその背景にはいろんな人…家族や父親であったり、すべての人に支えてもらっています。そういうものを背負って、土俵に上がり、集中しようと思いました」と周囲への感謝を口にした。
番付最高位として臨んだ一月場所について聞かれると、「みんなに期待してもらえていることはありがたいことなので、感謝して土俵に上がりました」と明かした。平幕による3場所連続の優勝が続いていた件に関しては「大関という地位は勝たないといけないので、そういう意味では辛い時や頑張らないといけない時もある」と話した上で、「それでも誰もが大関になれるわけではないので、この重圧を感謝に変えて、この2年間は取り組んできました」と振り返った。
今場所は高いレベルでの優勝なら、綱取りの可能性もあった。ただ十二日目までに3敗してしまったため絶望的に。結果的には優勝を果たし、改めて春場所に綱取りの期待がかかる。「もっと相撲に謙虚になって、頑張っていきたい」と意気込んだ。
(ABEMA/大相撲チャンネル)
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