元PRIDEの名物レフェリー、タイ殿堂で“日本人初”の快挙を報告 独特な存在感、巧みなレフェリングに「おかえり」ファン歓喜
【映像】島田レフェリー登場で沸いた壮絶打撃戦
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 第1試合から血まみれの殴り合いとなった壮絶な攻防において、元PRIDEでお馴染みの“名物レフェリー”が見せた再三にわたる叱咤激励、さらに巧みなレフェリングなど、“やや強め”の主張に格闘ファンが大盛り上がりする一幕があった。また試合後には、タイ殿堂での日本人初となった快挙を自身のSNSで誇らしげに披露した。

【映像】島田レフェリー登場で沸いた壮絶打撃戦

 2月3日にタイ・バンコクで開催された「ONE Friday Fights 3」、ドミトリー・バブキンとイヴァン・パルシコフのロシア勢対決は、バブキンが判定勝利。緊迫感ある試合をコントロールした元PRIDE、K-1でお馴染みの島田裕二レフェリーのメリハリのある試合さばきに「英語が聞きやすい」「レフェリーが試合をもり立てた」と視聴者が盛り上がった。

 コロナ禍以前、ONEの大会に度々登場していた島田レフェリーが、毎週金曜に開催されるONEの定期大会ONEルンピニー「ONE Friday Fights3」の第1試合をレフェリング。久々の登場に、視聴者からも「あっ島田さんだ」「島田さんおかえり」といった声も聞かれた。

元PRIDEの名物レフェリー、タイ殿堂で“日本人初”の快挙を報告 独特な存在感、巧みなレフェリングに「おかえり」ファン歓喜
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 試合はゴングとともにブン回し系の打撃戦が続いたが、徐々にトーンダウン。組みのままの膠着状態が続くと、島田レフェリーがビシっと「ブレイク」。派手な展開を期待する場内は大歓声に包まれる。

 すると2ラウンド、さらに激しい打ち合いに発展すると、パルシコフがマウスピースをポロリと落とす。すかさず打ち合いの間に割って入った島田レフェリーは、カットしたバブキンの大量出血を確認すると、迅速にドクターを呼び寄せて対応。「しっかり仕切ってるな」「さすがPRIDEの審判」といった声が聞かれた。

 試合再開となるも、やや消耗ぎみの両者。最終3ラウンドに入ると踏ん張りが効かないパルシコフの2度目のマウスピース落下を受けて「次はない。もうマウスピース落としたらダメだよ」と珍しい注意まで飛び出した。これに奮起したか、パルシコフは力を振り絞ってフルスイング。さらに打ち合う両者に島田レフェリーが「(Work to Finish!)フィニッシュしよう!」と鼓舞するようなコールを続けると、苦しい局面でのゲキに両者も奮起。最後まで緊張感のある打撃戦を展開した。

 判定にもつれた結果、手数と与えたダメージで勝ったパルシコフが勝利。激闘を演じた両選手に対する称賛の声が上がった試合において、やや強めの主張で選手同様に目立っていた島田レフェリー。2ラウンド開始時には、ゴング前にフライングぎみの“ゴー”アクシデントで「フライング」「無駄にアクションが大きい」「目立ちすぎでは?」というツッコミも少なくなかったが、通りの良い声と適切な試合進行に「英語が聞きやすかった」「レフェリーが試合をもり立てた試合」と軒並み好意的なコメントが並んだ。

 その後もMMAで数試合をさばいた島田レフェリー。タイの殿堂、ルンピニーでさばいた初の日本人レフェリーだったそうで「伝統あるタイのルンピニースタジアムで初の日本人レフリーだそうです(と言われた)コレで“日本人初”また増えた」と大会終了後に自身のSNSで誇らしげに綴っていた。

【映像】島田レフェリー登場で沸いた壮絶打撃戦
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女子ムエタイ、レフェリー“あたふた”の衝撃ダウン 「えぐい」「レフェリー大丈夫か?w」驚きの声 
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