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 サッカーのおしゃれアイテムの1つであるヘアバンド。着用する理由や、ルール、付け方、種類を紹介します。

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目次

  • サッカーのヘアバンドはなぜつける?
  • サッカーのヘアバンドのルールは?
  • サッカーのヘアバンドの付け方
  • サッカーのヘアバンドの種類
  • ヘアバンドを着用している主な選手
  • 日本代表でヘアバンドを着用している選手
  • まとめ

サッカーのヘアバンドはなぜつける?

 ヘアバンドは前髪の動きを押さえたり、顔に垂れてこないように着用するもので、ファッションアイテムとしてはもちろん、サッカーをはじめとするスポーツシーンでも着用する選手は多くいます。

 サッカーは、ボールをキープしたり、味方の位置やスペースを確認するために、首を左右に振りながら視野を確保することがとても重要なスポーツです。前髪によって視界が遮られてしまうと、パフォーマンスが低下することは十分に考えられます。

 したがって、プレーの邪魔にならないように、特に髪の毛の長い選手はヘアバンドを着用しているのです。

 またヘアバンドには髪の動きを止めるだけではなく、頭部や額の汗を吸収し、顔に流れてくることを防ぐ役割もあります。

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サッカーのヘアバンドのルールは?

 サッカーでは基本的に安全性を考慮して、プレーに不必要な装身具の着用は認められていません。ネックレスや指輪、イヤリング、ピアスはもちろん、Jリーグ黎明期にブームとなったミサンガも、現在は着用が禁止されています。

 髪をとめるヘアピンも負傷を誘発する危険性があるために認められていませんが、髪を束ねるためのヘアバンドは着用が可能となっています。ただし主審が材質、長さ、幅を確認し、安全でないと判断した場合には着用は認められません。

サッカーのヘアバンドの付け方

 サッカーのヘアバンドの付け方は、2つのパターンがあります。ひとつは前髪の生え際に付ける方法です。生え際の部分を固定することで、髪の動きを抑えます。

 もうひとつは額の部分に付ける方法です。ここに付けることで、額に垂れてきた前髪を上から固定することができます。

サッカーのヘアバンドの種類

 サッカーのヘアバンドは大きく分けてふたつのタイプがあります。少し幅のあるバンドタイプと、ゴム紐のような細いタイプです。

 バンドタイプは前髪の生え際に着用する選手が多く、ゴム紐タイプは額部分に付ける選手が多い印象ですが、着用場所に決まりはありません。締め付け感や汗の吸収性、デザイン性などを踏まえ、選手たちは自分に合う形を選択しています。

 またターバンのように額をすべて覆いつくすような幅の広いタイプもあります。ただ、サッカーの場合はヘディングをする機会も多く、額をすべてカバーすることでその威力やコントロールに微妙な違いが生まれる可能性もあるため、着用する選手は限られています。

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ヘアバンドを着用している主な選手

クラウディオ・カニージャ選手(元アルゼンチン代表)

 ヘアバンドを着用してプレーする代表的な選手のひとりが、元アルゼンチン代表のクラウディオ・カニージャ選手です。1980年代後半から、2000年代前半まで活躍した快足FWは、長髪をなびかせながらピッチを駆けまわり、多くの印象的なゴールを決めています。

 ワールドカップには1990年のイタリア大会、1994年のアメリカ大会に出場(2002年の日韓大会はメンバー入りも出場はなし)。イタリア大会ではディエゴ・マラドーナ選手と好連係を築き、ブラジルを撃破するゴールも決めています。

ロナウジーニョ選手(元ブラジル代表)

 元ブラジル代表のロナウジーニョ選手も、ヘアバンドを愛用した選手です。歴史にその名を残す名プレーヤーだったロナウジーニョ選手は、髪型にも特徴があり、ウェーブのかかったロングヘアを後ろで束ね、額を覆うような太めのヘアバンドを合わせていました。

 ワールドカップには2002年の日韓大会で優勝に大きく貢献し、翌2006年のドイツ大会にも出場しました。

ルカ・モドリッチ(クロアチア代表)

 クロアチア代表のルカ・モドリッチ選手もヘアバンドを愛用する選手のひとり。高い技術とハードワークを兼ね備えた現役屈指のプレーメーカーは、ゴム紐タイプのヘアバンドで長めの髪を押さえています。

 前回のロシア大会ではチームを準優勝に導き、ゴールデンボールにも輝いたモドリッチ選手は、37歳で迎える今大会でも活躍が期待されています。

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日本代表でヘアバンドを着用している選手

サッカー日本代表・原口元気選手01
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 日本代表の選手でもヘアバンドを着用する選手は多くいます。代表的なのは、三度のワールドカップに出場した遠藤保仁(えんどう やすひと)選手。日本代表歴代最多の152試合出場を誇る稀代のプレーメーカーは、長年ヘアバンドを着用し、持ち前の視野の広さを確保しています。

 また現在の日本代表では伊東純也(いとう じゅんや)選手、南野拓実(みなみの たくみ)選手、柴崎岳(しばさき がく)選手、原口元気(はらぐち げんき)選手がヘアバンドを着用しています。

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まとめ

 前髪の動きを抑えたり、汗を吸収したりと、ヘアバンドはサッカーをプレーするうえで実用的なアイテムです。一方で最近ではデザイン性も高まり、ファッションとして着用する選手も増えています。太さやカラーなど選手によってそれぞれで、そこに個性が表れます。ワールドカップ2022では、どの選手が、どんなヘアバンドをしているかをチェックしてみてください。

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