【ブンデスリーガ】フライブルク2-1シュトゥットガルト(日本時間2月11日/ヨーロッパ・パルク・シュタディオン)
ブンデスリーガ第20節、フライブルクvsシュトゥットガルトのバーデン・ヴュルテンベルク・ダービーが行われ、2-1でフライブルクが勝利した。フライブルクの日本代表MF堂安律は、90分までプレー。シュトゥットガルトの日本代表MF遠藤航、DF伊藤洋輝、MF原口元気は揃ってフル出場している。
【映像】堂安律、決勝ゴールを”アシスト" PKを誘う鋭いドリブル突破
来季の欧州カップ戦の出場権を争う6位のフライブルク(勝ち点34)が、残留争いに巻き込まれている16位のシュトゥットガルト(勝ち点16)をホームに迎えた。
ピッチ上に日本人選手4人が立ったバーデン・ヴュルテンベルク・ダービーは、堂安劇場となった。前半から球際で激しいデュエルが繰り広げられるなか、15分には堂安が体の強さを生かした突破を披露。右サイドからカットインして左足を振り抜き、ゴールに迫った。
迎えた30分、遠藤のボール奪取を起点にクリス・フューリッヒが弾丸ミドルシュートを突き刺してアウェイチームが先制する。しかし落ち着いた試合運びを見せるフライブルクも50分にチャンス。ロングボールに抜け出したミヒャエル・グレゴリッチュの落としを受けた堂安が、ボックス外から左足を一閃。ディフェンダーにあたりながらもボールはゴールネットを揺らした。しかし、裏を狙ったグレゴリッチュの位置がオフサイドで、このゴールは取り消しに。思わず堂安も頭を抱えた。
それでも試合の流れはフライブルクに傾くと、59分にはグレゴリッチュがボックス内でダン=アクセル・ザガドゥに倒される。一度は流されたプレーだが、のちにVARが介入しPKに。これをPK職人のヴィンチェンツォ・グリフォが冷静に決めて、試合は振り出しに戻った。
決勝点が生まれたのは80分。チョン・ウヨンの縦パスに反応した堂安が鋭い反転で相手選手と入れ替わりボックス内に侵入。後手となったザガドゥはたまらず足を出すと、堂安が転倒する。主審はそのままプレーを流したが、ここでもVARが介入。リプレーを見ると、やはりザガドゥの足が堂安に接触しており、映像を確認した主審が改めてPKスポットを指差した。このチャンスを再びグリフォが決めてフライブルクが逆転に成功。
そのまま終了のホイッスルを迎え、幻のゴールや決勝ゴールの"アシスト"など堂安の獅子奮迅の活躍によりフライブルクが逆転勝利を飾った。
(ABEMA/ブンデスリーガ)