NPBの日本人最速右腕も、MLBで長く活躍する先輩のピッチングに大注目だ。第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に出場する野球日本代表（侍ジャパン）の宮崎キャンプ2日目が2月18日に行われた。チーム最年長でリーダー格のパドレス・ダルビッシュ有投手がキャンプ初のブルペン入りを果たすと、チームメイトの後輩投手たちが次々に捕手のネット裏に集結。中でもロッテ・佐々木朗希投手は研究用か、それとも記念か、自分のスマホで熱心に撮影するシーンが中継映像に収められた。
NPBで活躍し、後にMLBでもサイ・ヤング賞候補にまでなった先輩のピッチングを間近で見られるのは、後輩選手たちからすれば、ともに戦うことと同等かそれ以上の経験なのだろう。キャンプ初日はキャッチボールの様子を横目で見ていた後輩たちも、ブルペンでは捕手の後ろに陣取ってガン見状態。その中でも熱心だったのが佐々木だった。
佐々木は昨年、完全試合を達成し、あと少しで2試合連続完全試合という大偉業を達成するかという活躍で、その名をMLBファンにも知らしめた。いずれはMLBで投げることが期待される右腕だが、目標とする地でマウンドに上がり続けているダルビッシュは憧れ以外の何者でもないだろう。
前日には変化球の握りについてアドバイスを受けたようだが、やはり投手として投げるボールを実際に見られることが、何より勉強になる。スマホで撮影した投球フォームを、自室で何度も繰り返し見ることだろう。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
