将棋の棋王戦コナミグループ杯五番勝負第2局は2月18日、渡辺明棋王(名人、38)と挑戦者の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)が石川県金沢市の「北國新聞会館」で対局を行っている。ABEMAの中継には深浦康市九段(51)と木村一基九段(49)が出演。2020年7月の初戴冠以来、タイトル戦に出場し続けている藤井竜王について「貫禄が付いて全然違う方のように見える」「話し方や所作が落ち着いている」と印象の変化を語った。
渡辺棋王の11連覇か、藤井竜王の最年少六冠達成か、大注目のシリーズ。挑戦者の先勝で迎えた第2局のABEMA中継には、現在藤井竜王に3勝1敗と勝ち越している深浦九段と、2020年度の王位戦七番勝負で藤井竜王と対戦した木村九段が出演した。
解説の合間には、対局者の印象について語る場面もあった。深浦九段は「藤井さんを相手にすると、エネルギーの消費量は違いますか?」と質問と投げかけると、木村九段は「私は何も変わらなかったが…」と回答だったが、「今年度、藤井さんと対局した方はいろいろな工夫をしてきますよね。準備段階からいつもと違うという雰囲気を醸し出しているように見えますよね」と指摘が入っていた。
さらに話題は2020年7・8月に行われた王位戦七番勝負へと展開。木村王位に藤井棋聖(それぞれ当時)が挑戦、初奪取と史上初の10代二冠王が誕生したシリーズだった。第2局の札幌対局では深浦九段が立会人を務めていたこともあり、「藤井さんが封じ手の時にサインを入れるのを忘れていたのを、木村さんが優しく教えてあげていましたよね」と振り返る場面も。「その時と比べると、すっかり貫禄が付いて全然違う方のように見えますよね」と印象の変化を語った。木村九段からは「話し方やあらゆる所作が落ち着いているな、という感じは受けますよね」。タイトル獲得11期、20歳となった藤井竜王の成長を感慨深げに語っていた。
この話題には視聴者も多数反応。「大人になったよね」「もう2年半前だと…」「初々しかったよね~」「懐かしいね」と多くのコメントが寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)