第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表(侍ジャパン)の宮崎キャンプ4日目が2月21日に行われた。リーダー格でチーム最年長のパドレス・ダルビッシュ有投手は、キャンプで初めてライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板、ヤクルト・村上宗隆内野手にバックスクリーンに特大弾を浴びたが、その他の打者に対しては切れ味鋭い変化球で翻弄。ファンからも「何だその球は」「えぐすぎるだろ」と驚きの声が続出した。
気持ちいいほど横に滑るスライダー、左打者から高速で逃げていくツーシーム、落差鋭いカーブ。どれを見てもメジャーでエースを担うだけのことはある超一級品だった。ライブBPでは村上をはじめ日本が誇る強打者たちと対戦。日本のマウンドで実戦形式で投げるには2011年10月以来となるだけに、球場に詰めかけたファンだけでなく監督、コーチ、選手ら関係者一同も、その投げっぷりを固唾を呑んで見守った。
最初に対戦した村上には、豪快にバックスクリーン直撃の一発を浴び、思わずマウンド上で笑顔も見られたダルビッシュだが、これで少し気合を入れ直したのか、後続の打者たちにはより力を込めたボールを投げ込んだ。特筆すべきはその変化球の曲がり幅とキレ。巧みなバットコントルールで知られるソフトバンク・近藤健介外野手がバランスを崩すシーンも見られ、今回の侍ジャパンの先発4本柱の一角を担うエース格として、存在感抜群の投げ様だった。
公式YouTubeでも、この内容は配信されたが、ファンからは「さすがだね!!」「曲がるなあ」「何だその球は」「えぐすぎるだろその変化球」と驚きの声が止まなかった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)




