第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表(侍ジャパン)の宮崎キャンプ4日目が2月21日に行われた。本戦が徐々に近づく中、この日からライブBP(実戦形式での打撃練習)がスタート。エース格のパドレス・ダルビッシュ有投手も一番乗りで登板すると、ヤクルト・村上宗隆内野手に一発を浴びたものの、大きく曲がる変化球で関係者、ファンの目を奪った。中でも巨人・岡本和真内野手に投げた縦に大きく割れるカーブは絶品。セ・リーグ屈指の好打者が、大きくボールと離れたところをフルスイングすることになった。
ダルビッシュといえば150キロ台中盤まで出る球速がありつつ、多彩な変化球でメジャーのエース級まで登り詰めた「速球が投げられる技巧派」投手。アマチュア時代から変化球の研究に余念がなかったことは、これまでも数多く伝えられており、現在でも本人がSNSで様々な変化球に挑戦していることが公開されている。
スライダー、カットボール、ツーシームなど横の変化もお手の物だが、打者のタイミングや視線を外すという意味で効果的なのが縦の変化。球速を大きく落としたスローカーブでも、メジャーの強打者たちを翻弄してきた。今回、その球の“被害”にあったのが岡本。巨人のキャンプで実戦はしてきたとはいえ、メジャーで活躍するダルビッシュの切れ味鋭い変化球に対応することができず、バットが大きく空を切った。この様子にファンからは「えぐすぎるだろその変化球」「変化球すげええ」「めっちゃボールから離れてる」と、驚きの声が大量に寄せられていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)




